米中葛藤の本質を、米国と中国が初めて歴史的に接触した18世紀末から眺めた図書『中国と米国、貿易と外交戦争の歴史』が先月、韓国国内で出版された。 [ヘンソンB出版社提供]
まず中国に対する米国の最大の関心事は貿易による利益の追求だった。19世紀末、米ノースカロライナのたばこ王ジェームズ・デュークが「地図を持ってこい」と叫んだ後、中国地図の下段に書かれた人口4億3000万人を見ると「ここが我々のたばこを売るべきところ」と声を高めたというエピソードもあるように、米国は中国をただ金を稼ぐところと考える傾向が強かった。2018年にトランプ米政権で本格化した米中貿易戦争は新しいものではないということだ。当時も今も利益をめぐる衝突があるだけという分析だ。
【コラム】中国が見る米中葛藤の本質=韓国(2)
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