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中国、東方航空墜落事故予備報告書を発表…「時速1000キロで墜落」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

中国東方航空所属の旅客機。

先月21日、乗員乗客132人を乗せたまま墜落した東方航空旅客機墜落事故の初期調査結果が20日に発表された。

中国民航局はこの日発表した予備報告書で墜落過程と当時の航空機の動きなどに対して詳細に明らかにしたが、具体的な事故原因については明確な答えを出すことができなかった。

民航局によると、事故機である東方航空MU5735航空機はボーイング737-800機種で、事故当日の先月21日午後1時16分に昆明を出発して広州に向かう途中で墜落した。


事故直前、巡航高度は8900メートルを維持しており、午後2時17分に広州管制区域に進入した。

その後、広州管制塔は午後2時20分に事故機の高度離脱警報が鳴ったため交信を試みたが、いかなる回答も受けることができなかった。

レーダーに記録された情報によると、事故機は午後2時21分40秒に高度3380m地点を時速1010キロメートルで通過した。

墜落地点は広西チワン族自治区梧州市藤県瑯南鎮莫●(土へんに良)村付近の山間部で、正確な位置は北緯23度19分25秒、東経111度6分44秒だ。

調査の結果、事故機の操縦士、乗員、修理人員はすべて資格条件に符合し、運航前の機体故障や航法装置、レーダー設備の異常所見はなかったことが確認された。

また事故当時の気象条件も危険要素が見当たらず、巡航高度を通過する前、事故機と管制塔間の通信にも異常所見はなかった。

今回発表された予備報告書は事故当時ほぼ明らかにされていた内容で、正確な事故原因はドライブレコーダーの分析作業が終わってこそ明らかになるものとみられる。

民航局は事故現場から回収したドライブレコーダー(自動記録装置)の飛行データ記録機(FDR)と操縦室用音声記録装置(CVR)の損傷が激しく、データの復旧および分析作業が難航していると明らかにした。

国際民間航空協約に基づき、事故発生国は事故日から30日以内に予備報告書を国際民間航空機関(ICAO)に提出することになっている。



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