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日本には不都合なドラマ『パチンコ』の人気…米メディア、日帝強占期に注目(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

米アップル社が作ったドラマ『Pachinko パチンコ』は日帝強占期の釜山(プサン)の貧しい下宿屋の娘、ソンジャが渡日した後の在日3世家族史を描いた。女優チョン・ユナ、女優キム・ミンハ、女優ユン・ヨジョン(左から)が1910・30・80年代のソンジャ役を演じた。[写真 Apple TV+]

8日、Apple TV+で公開されたドラマ『Pachinko パチンコ(以下、パチンコ)』第5話に日帝強制領期の朝鮮女性の悲劇を暗示する場面が描かれた。1931年、大阪に行った主人公ソンジャ(ユン・ヨジョン)は50年ぶりに故郷釜山に戻り、母の下宿屋を手伝いながら姉妹のように付き合っていたボッキ姉さん(キム・ヨンオク)と遭遇する。ボッキはソンジャが離れた後のことを聞かせる。「あるおじさんが来て満州工場に良い仕事があるからって私たちに紹介すると言った…」。このように話を始めたボッキは「戦争が終わって帰ってきたらあんたの母はおられなかったよ。率直に行って幸いだと思った。私たちがこのように変わったことを見せたくなかった」と言って想像できぬことを体験したことを暗示する。「日本軍慰安婦」を思い浮かばせる部分だ。

『パチンコ』は韓国俳優が出演するが、米国アップル社が作った米国ドラマだ。シーズン1(8部作)の制作費が約1000億ウォン(約101億円)と知らされた。大規模な米国ドラマが日帝強占期の朝鮮の哀歓を詳しく扱ったのは初めてだ。2017年ニューヨークタイムズ(NYT)のベストセラーにのぼった在米韓国人イ・ミンジン作家の同名の小説が原作だ。「歴史が私たちを壊したが、それでもかまわない」という大胆な最初の文章から始まるこの小説は、釜山影島(ヨンド)の下宿屋の娘ソンジャ(女優ユン・ヨジョン、女優キム・ミンハ、女優チョン・ユナ)を中心に在日3世の家族史を描いた。ドラマは脚本兼総括プロデューサーのスー・ヒュー、共同監督コゴナダ、ジャスティン・チョンなど在米韓国人の制作スタッフが参加した。

先月25日に第1~3話が一度に公開され、その後毎週金曜日に1編ずつ配信される。アップルは視聴率や加入者数の増加分を明らかにしていない。ただし、ユーチューブに公開した第1話の再生回数が1449万件(10日基準)だ。好評があふれた。世界的な批評サイト「ロッテントマト」のフレッシュ(10日基準)はメディア・評壇98%、大衆94%だ。『パチンコ』の出演者はユン・ヨジョンを除いてはキム・ミンハ(若いソンジャ役)をはじめ、俳優イ・ミンホ、女優チョン・ウンチェ、在日の朴昭熙など英米圏では見慣れない韓国系俳優だ。韓国語・日本語・英語のセリフが交わって色で字幕をつけるほどだが、「今年の偉大なドラマではなく、過去数年間の中で最高」(英国グローブ・アンド・メール)という絶賛も見える。


ドラマの中で韓国の文化・歴史に対する関心も高い。NYTは9日『パチンコ』に登場した韓服を「韓国歴史のレンズ」として注目した。ネットフリックスのゾンビ時代劇『キングダム』が人気を得ると朝鮮の伝統帽子が注目されたことに似ている。ワシントンポストは先月25日『パチンコ』のレビュー記事で「米国人にほぼ知られていない韓国(および日本)の歴史である1910年代に始まる」と注目した。同日、ニューズウイークは『パチンコ』の中で日帝強占期にスポットライトを当てた記事で「日本は韓国の文化を抹殺しようとし、ほとんど72万5000人の(韓国)男性を日本とその領土で働くように強要し、数千人の韓国女性を『慰安婦(comfort women)』、すなわち日本軍の性的奴隷になるように強要した」と報じた。


日本には不都合なドラマ『パチンコ』の人気…米メディア、日帝強占期に注目(2)

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