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駐韓米国大使指名者「不良政権の北にはCVIDが最適…韓日関係改善に役割果たす」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
米上院外交委員会が7日(現地時間)に開いたフィリップ・ゴールドバーグ駐韓米国大使指名者に対する承認公聴会は、北朝鮮の核問題解決がどれほど難しいかを吐露する席になった。北朝鮮の挑発を抑止する道具の制裁は効果的でないが、代案がないために依存しているという現実が、ゴールドバーグ氏と議員の質疑応答で表れた。

最初に質問をした民主党所属のクリス・マーフィー上院議員は「多国間の制裁が北朝鮮政権の行動に実質的な影響を及ぼしていないとみられるが、制裁の効果に対するあなたの評価を聞きたい」と尋ねた。ゴールドバーグ氏はオバマ政権当時の2009-2010年に国務省の国連北朝鮮制裁履行担当調整官を務めた北朝鮮制裁専門家という点に注目した質問だった。

ゴールドバーグ氏は「制裁は効果があるが、それ自体は政策でない」とし「北朝鮮の場合、国際金融システムおよび貿易との連結が少なく、制裁の履行を難しくするところがある」と答えた。また、北朝鮮のように世論がないところは内部の圧力が形成されず、制裁が威力を発揮しにくいと説明した。


ゴールドバーグ氏は「しかし北朝鮮が制裁の解除を望むということだけでも、圧力を継続すべき理由になる」と主張した。

次に質問をしたブライアン・シャーツ上院議員(民主党)は「我々は朝鮮半島の完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)という目標を宣言したことがある。これにすべて同意する」とし「それに到達できる道具が制裁だが、これがまともに作動しないのは明白だ」と述べた。続いて「CVIDは立派な目標にすぎず、今後5年または10年内に達成できないと話すことを誰もが恐れているようだ」と指摘した。シャーツ議員は上院コリアスタディグループ共同議長で、上院コリアコーカスの一員だ。韓半島(朝鮮半島)問題に詳しい有力議員もCVIDという目標達成の難しさに言及したのだ。

これに対しゴールドバーグ氏は「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化は難しい目標だが、我々の核拡散禁止目標と非常によく合う」と答えた。また「韓国との同盟関係を強化、拡大、深化し、国連決議と自らの約束、国際協定を繰り返し違反する北朝鮮の不良政権(Rogue Regime)に対抗するために可能なすべてをする我々の抑止政策にも合う」と話した。ただ、「これはかなり難しい問題であり、それを今まで認めなかったとすれば、この席で私が認める」と語った。

4月15日の太陽節(金日成主席誕生日)を迎えて北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)追加発射や核実験など挑発の強度を高める可能性があり、米国政府・議会で北朝鮮追加制裁の議論がある中で、制裁の実効性に関する疑問が提起されたのだ。


駐韓米国大使指名者「不良政権の北にはCVIDが最適…韓日関係改善に役割果たす」(2)

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