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ヒモムシより短く太い…漢江を襲った「変異怪生物」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

5日、新谷水中堰付近の高陽市(コヤンシ)漢江(ハンガン)に設置したシラス網にかかった「怪生物」。 幸州漁村団体

京畿道高陽市(コヤンシ)の漢江(ハンガン)河口の水中生態系が非常事態に直面している。春季はシラスの天敵であるヒモムシが猛威を振るうが、ヒモムシの変種と推定される「怪生物」までが大量に発生しているからだ。

◆ゴカイのような「怪生物」が大量発生

幸州(ヘンジュ)漁村団体によると、先月末から新谷(シンゴク)水中堰の下流を中心にこの一帯の漢江(ハンガン)で、長さ10-15センチのゴカイのような正体不明の生物が網に大量にかかっている。


新たに大量出現したこの軟体生物は、長さがヒモムシ(20-30センチ)の半分ほどで、胴は2倍以上太いのが特徴だ。新種のこの軟体生物はゴカイよりも胴体が柔らかく、陸ではすぐに死ぬという特徴がある。最近、漢江河口の引き潮の時間帯になると、新谷水中堰の下流側の干潟に数千匹の鳥が集まり、この生物を食べているという。

◆14の網に「怪生物」140キロ、シラスは3匹

漁業関係者は、正確な名称も原因も分からない水中新種「怪生物」の出現に頭を悩ませている。パク・チャンス元幸州漁村団体長(63)は「14のシラス網には各10キロ以上の怪生物だけが入っていた」とし「14の網全体でシラスはわずか3匹だけだった」と話した。

幸州漁村団体のシム・ファシク漢江を守る漁民被害非常対策委員長(67)は「3、4年前から少しずつ姿を見せ始め、先月末からは本格的に現れ始めたこの怪生物のため、春のシラス操業は完全につぶれた」と語った。

◆幸州漁村団体「正確な実態および原因調査が至急」

シム委員長は「ヒモムシは新谷水中堰の上流の幸州大橋一帯の漢江で、怪生物は新谷水中堰一帯でみられる」とし「ヒモムシのために春の所得源のシラス操業がほとんどつぶれた状態で、ヒモムシと似た怪生物が大量出現したのは、漢江の生態系と漁業関係者には致命的な環境災害」と述べた。

幸州漁村団体側は「ヒモムシ発生の正確な原因も把握できず退治対策もない状況で新種の怪生物まで大量に発生し、生計が脅かされている」とし「環境当局の正確な実態および原因調査が急がれる」と強調した。



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