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受賞者を抜いて…グラミー賞最大の話題となったBTS(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

3日(現地時間)、第64回グラミー賞でBTSの『Butter』舞台のうちメンバーVがオリヴィア・ロドリゴのそばに座って耳にささやく場面が大きな話題を集めた。[ツイッター キャプチャー]

BTSがこの日披露した舞台には外信もいっせいに好評した。ワシントンポストはパフォーマンスランキングでBTSの舞台を1位に選んで「強盗コンセプトの『Butter』は眩しかった(dazzling)」と評価し、USAトゥデイも3位につけてBTSが『オーシャンズ11』から『ミッション:インポッシブルシリーズ』までオマージュして魅力を発散した」と伝えた。特に、この日、メンバーVが「モンスター新人」とされるオリヴィア・ロドリゴに近付いてささやいた舞台演出は各種外信で言及され、今回のグラミー賞最大の話題に選ばれた。

こうした中でBTSのファンダム「ARMY」は「ベストポップデュオ/グループパフォーマンス」部門の授賞が行事後半部に行われたことをめぐり、「BTSを視聴率にだけ利用し、賞は与えなかった」というSNSを投稿して不満を呈した。実際、昨年該当部門授賞は本授賞式に先立って開かれる事前授賞式で行われたが、今年は本授賞式の中でも後ろの順番に位置してBTSのファンたちは引き続き視聴せざるを得なかった。

これは昨年、授賞式で過去最低の視聴率を記録したグラミー賞が視聴者の心をつかむための方法だっただろうという解釈が出ている。音楽評論家のチョン・ミンジェ氏は「過去10年間グラミー賞の中で受賞結果が最も納得できたし、舞台も満足できる授賞式だった」と授賞式全般を肯定的に評価しながらも「数年間視聴率が下落傾向であるグラミー賞がBTSを人集めに利用した側面がある」と話した。


大衆文化評論家のキム・ホンシク氏は「授賞式の途中で司会者が降りてきてインタビューしたことなどをみると、グラミーが疑う余地なくBTSを活用した」とし「グラミーが音楽性・正統性にこだわるという名分の下にBTSをはじめとする大衆音楽歌手に賞をやらずに商業的には活用する、二重的な姿を見せている」と批判した。

一方、BTSは8~9日、15~16日計4回にわたって「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LAS VEGAS」コンサートを開いて米国での日程を続ける。


受賞者を抜いて…グラミー賞最大の話題となったBTS(1)

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