尹氏の側近は２０日、中央日報との電話で「大乗的な次元で文大統領と尹氏が『お互い信頼してひとまず会おう』という意見で一致した」とし「このために尹氏側の張済元（チャン・ジェウォン）秘書室長と李哲熙（イ・チョルヒ）青瓦台（チョンワデ、韓国大統領府）政務首席秘書官が２１日にソウルのある場所で会い、実務協議に入ると聞いている」と伝えた。匿名を求めた青瓦台関係者も「調整が必要な一部の事案が残っているが、会談のための双方のホットラインが再稼働したのは事実」と述べた。


文大統領は１８日、「早期に隔意なく虚心坦壊に対話する席を持つのが国民に対する道理」（朴ギョン美報道官）と明らかにした。文在寅政権からの業務引き継ぎに動き出した尹氏側も文大統領との会談を先送りすることはできない。特にこの日に公式化した大統領室の龍山（ヨンサン）移転問題は青瓦台活用案と直結する事案であり、双方の協議が急がれる。この日、尹氏は「青瓦台は任期開始の５月１０日に開放して国民に返す」とし「予備費問題や大統領室移転問題については引き継ぎ業務の一つと見なし、現政権に協力を要請する」と明らかにした。