国連最高の法浄人国際司法裁判所（ＩＣＪ）がロシアにウクライナ内での軍事行動を中断するように命令した。ただし、判決を執行するようにする直接的・実質的手段はなく、ロシアがこの判決に従う可能性は少ない。

１６日（現地時間）、ロイター通信によると、ＩＣＪは「ロシアは２０２２年２月２４日ウクライナ領土から始まった軍事作戦を直ちに中止しなければならない」と判決した。同時に、ロシアは自国の統制の下にあったり支援を受けたりする他の兵力が軍事作戦を継続しないようにすべきだと付け加えた。

ＩＣＪは第２次世界大戦以降国連加盟国間紛争を扱うために設立された機構で、主に条約と協約に基づいて判断を下す。今回のＩＣＪの決定はウクライナがロシアを提訴し、ロシアに軍事作戦を直ちに中断することを命令する臨時措置を取ってほしいと求めたことによるものだ。


だが、ロシアがこの判決に従う可能性はほとんどない。ＩＣＪの判決は法的拘束力があるが、執行手段がないためだ。専門家はこの判決が象徴的な価値を持つが、実質的救済手段にはならないと見なしている。