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韓国、新型コロナの頂点規模も英米を抜いて世界最高水準(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
チェ教授は防疫当局のこのような主張に対して「非倫理的」と批判した。4週間致命率が0.1%程度に落ちたのは短期間で新規感染者が大幅に増えるから母数自体が大きくなったためだと話した。また、「まだ頂点に達していないのに致命率が0.1%というのは科学的でも、倫理的でもない態度」と指摘した。最近、国内重症・重篤患者は1200人台、死亡者は300人台に迫り最多記録を塗り替えている。

特に、防疫当局が季節インフルエンザに比較する認識から変えるべきだと声をあげた。チェ教授は「季節インフルエンザが一日に40万人ずつ発生したことがあるか」と反問した。また、「感染者が急増して医療体系が麻ひして生きられる人が死んでいくのに、このようなパンデミック状況でインフルエンザのように十分に管理できるというのは国民を実験対象に考えること」と話した。チェ教授は「死亡率でない死亡者数も注目すべきだ。過去半カ月間計算しても新型コロナによる死亡者が3000人に達する」として「対応できるから大丈夫という風に対処するのではなく、国民に現状況を正確に知らせる必要がある」と話した。

嘉泉(カチョン)大学医大予防医学科のチョン・ジェフン教授は距離の確保を緩和することに先立ち、高危険群の重症・死亡率を減らすことができる対策もともに講じるべきだと指摘した。チョン教授は「3回目の接種率が足踏み状態である中で、残りのたカードは経口用治療薬の活用を高めること」とし「治療薬を高危険群や未接種者にどれくらい効果的に伝えるかが最も大きな問題だが、政府が流通システムや供給の部分を解決する必要がある」とした。


ソウル大学医大予防医学科のキム・ユン教授は「今距離の確保を緩和してもできることではないため、防疫を緩和する意味は大きくないだろう」と話した。また、「医療対応体系が正常に作動することができるように問題を解決することが優先されるべきだ」と話した。ただし、キム教授は「オミクロン株が季節インフルエンザよりもう少し深刻な疾患であるのは事実だが、対応方式が少し行き過ぎた側面がある」として「今の医療体系が麻ひしたのは新型コロナの患者診療を避ける病院の問題もある」と話した。


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