ロシアがウクライナ侵攻に抗議する国々の国旗を宇宙ロケットから消した。

ロスコスモス（ＲＯＳＣＯＭＯＳ）は４日（現地時間）、「カザフスタン・バイコヌール宇宙基地の発射台に立っていたソユーズロケットを降ろし、再び組立棟に移動させた」と明らかにした。

この日、発射台から降ろされたソユーズロケットには上段部にあるはずの韓国を含めた複数国家の国旗が消えていた。ドミトリー・ロゴージン局長は他国の国旗を消す作業の映像をツイッターに上げて「バイコヌールで他国の国旗なしで発射することに決めた。我々のロケットはさらに美しく見える」と明らかにした。


このロケットはＯｎｅＷｅｂ（ワンウェブ）がインターネットサービスを提供するために打ち上げを計画していたものだ。ＯｎｅＷｅｂは地球低軌道に打ち上げた小型衛星６４８基を使って地球全域に広帯域のインターネットサービスを提供する計画だ。すでに衛星４２８基を宇宙に打ち上げた。これまで打ち上げた衛星では北緯５０度以上の地域に限ってインターネットサービスの送受信が可能だが、目標数をクリアすれば地球全域でのサービスが可能になる。

打ち上げ予定だったロケットにはＯｎｅＷｅｂの社ロゴとともに理事会に参加した英国や米国、フランス、日本、インド、韓国の国旗がついていた。