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国連でロシア糾弾に「反対」した5カ国はどこ? プーチン、金正恩、アサド…「独裁者の仲間たち」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
アサド大統領は先月25日、プーチン大統領との電話会談で「シリアはロシアとともに立ち、(ロシアのウクライナ侵攻は)歴史を正すもの」と支持したとロイターなど外信が報道した。

プーチンとアサド、金正恩はいずれも国際社会で定評のある独裁者だ。世界の指導者のうち極めて珍しく米国が独自制裁対象に上げて「緋文字」を刻んだという共通点もある。ベラルーシのルカシェンコ大統領も同様だ。米国など自由主義陣営が主導する今回の対ロシア糾弾決議案に暴君が並んで連帯し反対票を投じた様相という指摘もそれで出ている。

◇「アフリカの北朝鮮」エリトリア


世界最貧国に属するエリトリアは1人独裁体制などを理由に「アフリカの北朝鮮」と呼ばれる。代表的な親ロシア・親中国・親北朝鮮の国で、メディアや宗教の自由指数などで北朝鮮と世界最下位を争う。

エリトリアもまた米国の制裁を受けているが、これによる孤立を回避するため最近ロシアとの協力を強化している。1993年から30年近く長期執権を続けているアフウェルキ大統領は先月7日、エリトリアの港町マッサワでロシアのボグダノフ外務次官と会い両国の協力案を協議した。

◇拘束力はないが「歴史の記録」の意味

この日採択された決議は安保理の決議と違い法的拘束力はない。それでもロシアのウクライナ侵攻が国際社会のルールに反する違法行為であることを公式化した歴史的記録としての意味は相当にある。

最近「ロシアの国際機関加盟国資格自体を停止すべき」(ポノマレンコ駐韓ウクライナ大使、先月25日の記者会見)、「ロシアの国連人権理事会理事国の資格を剥奪すべき」(ブリンケン米国務長官、1日の国連人権理事会)という声が高まる中、今後関連議論が本格化する場合にはこの日の決議を根拠に作用できる。

一方、この日の決議案を導出した国連緊急特別総会の歴史は韓半島(朝鮮半島)の悲劇とも縁がある。1950年の韓国戦争(朝鮮戦争)当時、ソ連の拒否権行使により安保理がその機能をできなくなると、国連が「平和に向けた団結」という決議を採択して国連軍が参戦することになったが、ここに由来した会議方式が緊急特別総会だ。

韓国の趙顕(チョ・ヒョン)国連大使は1日の緊急特別総会での演説で「韓国は国連が『平和に向けた団結』決議により助けた最初の国だった」と話したのもこのためだ。趙大使は「当時国連が罪のない人々の泣き声にすぐ立ち上がったためいまの韓国が存在する。韓国はウクライナ問題を遠い国の悲劇と見ておらずウクライナ国民と連帯している」と強調した。


【コラム】ゾンビにならないために=韓国(1)

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