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「常に殺人者ではあったが何かが違う」…プーチンに「健康異常説」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(70)の健康不安説が急速に拡散している。病名として挙げられているものはパーキンソン病からアスペルガー症候群、ヒューブリス(傲慢)症候群(hubris syndrome)までと多様だ。健康不安説の拡散背景にはウクライナ侵攻がある。プーチンが侵攻という決定を下したのは健康が良くないからという解釈がある。

新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)に伴う孤立感による精神的ストレスも挙げられている。ここに2008年プーチン大統領が自閉性障害の一種「アスペルガー症候群」があるという米国防総省の報告書に続き、最近では行き過ぎた権力によって性格全般が歪んでしまうヒューブリス症候群に陥っているという疑惑も出ている。症状は認知能力の減退、判断力の低下などだ。現在までは情況だけだが、英国テレグラフは1日(現地時間)、これを裏付ける5つの根拠を提示し、プーチンの健康不安説に説得力を与えた。

(1)容貌


最近メディアは顔と首がひどくむくんだプーチンの容貌に注目していた。これに対して専門家はプーチンがステロイド治療を受けているとみている。ドナルド・トランプ政府時期に国家安全保障会議(NSC)欧州ロシア担当の上級理事として、プーチンと何回か会ったことのあるフィオナ・ヒル氏は「プーチンの顔がむくんでいる」とし「(ウクライナ戦争には)多量のステロイド服用や他のプーチンの個人的な問題にも関連した緊急の状況があるようだ」と指摘した。

ステロイドはせきや風邪のような感染リスクを高めたり、性格や行動が変わってしまったりする場合がある。英国慈善団体「マクミランがんサポート」は「ステロイドは服用量を増やすほどおかしなことや恐ろしいことを考えるなど思考能力が低下し、精神的な混乱をもたらす」と明らかにした。プーチンは2020年11月の財務相との公開会議でせきがとまらなかった。クレムリン宮は「大統領は健康そのもの」と主張したが、その後に公開された映像ではこの部分は削除された。

(2)首脳会談テーブル

テレグラフはプーチンの首脳会談テーブルも健康不安説の根拠に挙げた。先月プーチンと首脳会談を行ったフランスのエマニュエル・マクロン大統領とドイツのオーラフ・ショルツ首相が屈辱を受けたと問題になっていた長さ4メートルのテーブルだ。インターネットではテーブルをカーリング会場に風刺するミーム(meme)が拡散し、英紙ガーディアンは「権力を誇示して緊張感を高めようとする戦略的手段」であり「相手に侮辱感を与える物理的道具」と分析した。

実際、プーチンの個人的な新型コロナ防疫措置はとりわけ厳格だ。プーチンに会うためには誰であろうとホテルで2週間自宅隔離をしなければならず、消毒剤が噴射されるトンネルを通過してこそプーチンの事務室に入ることができたと伝えた。プーチンは非公開でスプートニクワクチンを接種したという。テレグラフは「プーチンに深刻な疾患があるなら、このような極端な措置も理解することができる」と指摘した。


「常に殺人者ではあったが何かが違う」…プーチンに「健康異常説」(2)

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