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韓国型発射体「ヌリ号」6月に2回目打ち上げ…1回目の失敗を補完

ⓒ 中央日報日本語版

韓国型発射体「ヌリ号」(KSLV-2)が2021年10月21日、全羅南道高興郡(チョルラナムド・コフングン)の羅老(ナロ)宇宙センター第2発射台から打ち上げられた。[写真 写真共同取材団]

韓国型発射体「ヌリ号」(KSLV-II)が1回目の打ち上げ過程で見つかった問題点を補完して今年6月15日に2回目の打ち上げを試みる。



韓国科学技術情報通信部は25日に開かれた第40回宇宙開発振興実務委員会でヌリ号の技術的補完措置方案と今後の打ち上げ推進日程について審議し、これを確定したと明らかにした。


ヌリ号は昨年10月21日に全羅南道高興郡(チョルラナムド・コフングン)羅老(ナロ)宇宙センターで1回目の打ち上げを行ったが、飛行中に3段目のエンジンが予想より早く消えたせいで3段目に搭載されていたダミー衛星の目標軌道への投入に失敗した。

科学技術情報通信部が3段目エンジンが早い段階で燃焼してしまった原因を究明するために構成した打ち上げ調査委員会は、昨年12月、飛行過程で3段目酸化剤タンク内にあるヘリウムタンク固定支持部が溶解してエンジン燃焼が早い段階で終了したと明らかにしたことがある。

科学技術情報通信部と韓国航空宇宙研究院はヌリ号の2回目の打ち上げ成功のために3段目酸化剤タンク内にあるヘリウムタンク固定支持部を強化する方法を用意し、外部専門家で構成された専門担当評価団を通じてこれに対する検討を完了した。この検討を通じて3段目酸化剤タンクは飛行時に予想される1.5倍の負荷に耐えられるように設計が変更された。

航宇研の韓国型発射体開発事業本部長のコ・ジョンファン氏は「ヘリウムタンク固定支持部強化の部分はすでに製作して試験を完了した」とし「極低温に浸して固定支持部に力を加えるテストを行い、(負荷に)十分耐えられることを検証し、変更された設計をそのまま適用すれば良いと判断している」と話した。

科学技術情報通信部のクォン・ヒョンジュン巨大公共研究政策官は「韓国航空宇宙研究院とヌリ号製作に参加した産業体が技術的補完が円滑に行われるように万全を尽くしている」とし「ヌリ号の打ち上げ準備が滞りなく行われるように政府も最善を尽くす」と話した。



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