新型コロナウイルス新規感染者が17日に2日連続で9万人台となり10万人に迫っている。重症患者は76人増え400人を目前にしている。毎週2倍ずつ患者が増える現在の傾向が続くならば今月末に13万~17万人とする韓国政府の予測値ははずれる可能性が大きい。来月中旬に20万人以上の患者が発生し、しばらく同水準で推移する「高原型流行」を専門家が予想する中で、防疫当局は不確実性を理由にピークがいつ、どの程度の規模になるのか予測できずにいる。
17日の新規感染者は前日より2692人増え9万3135人となった。1週間で2倍以上増える様相だ。2週間前の3日には2万2906人だったが、1週間前の10日には5万4120人に増え、現在はさらに2倍近くに増えている。
「10万~20万人の予測はとても悲観的な人たちがそのようにみているもの」(金富謙首相)としていた政府見通しとは完全に異なる状況が展開されている状況だ。こうした傾向が続き現行の社会的距離確保まで緩和されれば防疫当局がこれに先立ち今月末には13万~17万人になるとした予測もはずれる可能性があるとの分析が出ている。当局はまだ既存の見通しを維持している。
中央防疫対策本部のイム・スクヨン状況総括団長はこの日の会見で、「流行が急速に変化し不確実性が増加する状況のため正確な時期と規模を判断するのは難しい」と話した。また「ウイルスの特性、移動量変化、社会的距離確保の効果などさまざまな要因により変動の可能性が大きく、現在としては正確に予測し難い」とした。
ただ「欧州ではオミクロン株が一度流行してピークが過ぎたが、韓国はようやくピークに向かっていく状況。韓国は3T(検査・追跡・治療)戦略実行などさまざまな要因によりピークまで進むのに2倍ほど時間がかかり、全体的に流行曲線を安定的に管理するのに役立っている」と説明した。
専門家の見通しを総合すると、来月中旬前後に最小20万人の患者が出て一定期間大きな増減のない停滞期がくる可能性がある。「流行が高く険しい山ではなく、パミール高原(アジア大陸中央部にある大高原)のように続くだろう」(オム・ジュンシク嘉泉大学吉病院感染内科教授)という見通しだ。オム教授は「広範囲な拡散が続けピークというものをとらえにくい高原形で感染者が出ているもの。平坦に高い水準が2カ月ほど続くだろう」と話した。これに先立ち嘉泉大学予防医学科のチョン・ジェフン教授も3月中に20万人でピークに到達した後、1カ月ほど続くと予想している。
梨大木洞病院呼吸器内科のチョン・ウンミ教授は「海外では尖塔のように上がって下がる形ならば、韓国は大統領選挙の3月9日前後に20万人まで上がった後しばらく感染者規模が維持されるだろう」と話した。チョン教授は「海外の事例を見れば人口の最小3分の1から半分程度が感染するまで感染者が出るが、検査量が決まっているため、ピーク状態で一定の数字が出続けるだろう」と説明した。
この日崇実大学数学科のシム・ウンハ教授はCBSラジオに出演し、ピーク水準を27万人と予測した。シム教授は米国でオミクロン株が優勢株になるまで3週間、さらにピークになるまで3週間かかった点を根拠に、韓国では3月中旬にピークに到達するものとみた。韓国はオミクロン株流入から7週間で優勢株になり、ここからさらに7週間後にピークに達するという説明だ。
シム教授は1週後の2月23日に14万人、2週間後の3月2日に23万8000人の患者が発生すると予想した。隠れた感染者まで含むならば実際の感染規模は34万8000人に達するだろうというのがシム教授の説明だ。
重症患者はこの日389人で前日の313人より76人増え、死亡者は36人出た。重症患者は14日300人台に増えてから3日で400人に迫った。韓国政府は依然として「まだ安定的」としながら重症患者1500~2000人までは受け入れ可能という立場だ。しかしオミクロン株の重症化率0.42%を適用すると来月に20万人水準の患者が一定期間維持される場合、1日800人を超える重症患者が相次ぎ発生し、医療体系余力が限界に達するものとみられる。
オム教授は「死亡者が3月に入り多くなり始めピークが過ぎても200~300人の死亡者が相当期間出るかもしれない」と懸念している。
17日の新規感染者は前日より2692人増え9万3135人となった。1週間で2倍以上増える様相だ。2週間前の3日には2万2906人だったが、1週間前の10日には5万4120人に増え、現在はさらに2倍近くに増えている。
「10万~20万人の予測はとても悲観的な人たちがそのようにみているもの」(金富謙首相)としていた政府見通しとは完全に異なる状況が展開されている状況だ。こうした傾向が続き現行の社会的距離確保まで緩和されれば防疫当局がこれに先立ち今月末には13万~17万人になるとした予測もはずれる可能性があるとの分析が出ている。当局はまだ既存の見通しを維持している。
中央防疫対策本部のイム・スクヨン状況総括団長はこの日の会見で、「流行が急速に変化し不確実性が増加する状況のため正確な時期と規模を判断するのは難しい」と話した。また「ウイルスの特性、移動量変化、社会的距離確保の効果などさまざまな要因により変動の可能性が大きく、現在としては正確に予測し難い」とした。
ただ「欧州ではオミクロン株が一度流行してピークが過ぎたが、韓国はようやくピークに向かっていく状況。韓国は3T(検査・追跡・治療)戦略実行などさまざまな要因によりピークまで進むのに2倍ほど時間がかかり、全体的に流行曲線を安定的に管理するのに役立っている」と説明した。
専門家の見通しを総合すると、来月中旬前後に最小20万人の患者が出て一定期間大きな増減のない停滞期がくる可能性がある。「流行が高く険しい山ではなく、パミール高原(アジア大陸中央部にある大高原)のように続くだろう」(オム・ジュンシク嘉泉大学吉病院感染内科教授)という見通しだ。オム教授は「広範囲な拡散が続けピークというものをとらえにくい高原形で感染者が出ているもの。平坦に高い水準が2カ月ほど続くだろう」と話した。これに先立ち嘉泉大学予防医学科のチョン・ジェフン教授も3月中に20万人でピークに到達した後、1カ月ほど続くと予想している。
梨大木洞病院呼吸器内科のチョン・ウンミ教授は「海外では尖塔のように上がって下がる形ならば、韓国は大統領選挙の3月9日前後に20万人まで上がった後しばらく感染者規模が維持されるだろう」と話した。チョン教授は「海外の事例を見れば人口の最小3分の1から半分程度が感染するまで感染者が出るが、検査量が決まっているため、ピーク状態で一定の数字が出続けるだろう」と説明した。
この日崇実大学数学科のシム・ウンハ教授はCBSラジオに出演し、ピーク水準を27万人と予測した。シム教授は米国でオミクロン株が優勢株になるまで3週間、さらにピークになるまで3週間かかった点を根拠に、韓国では3月中旬にピークに到達するものとみた。韓国はオミクロン株流入から7週間で優勢株になり、ここからさらに7週間後にピークに達するという説明だ。
シム教授は1週後の2月23日に14万人、2週間後の3月2日に23万8000人の患者が発生すると予想した。隠れた感染者まで含むならば実際の感染規模は34万8000人に達するだろうというのがシム教授の説明だ。
重症患者はこの日389人で前日の313人より76人増え、死亡者は36人出た。重症患者は14日300人台に増えてから3日で400人に迫った。韓国政府は依然として「まだ安定的」としながら重症患者1500~2000人までは受け入れ可能という立場だ。しかしオミクロン株の重症化率0.42%を適用すると来月に20万人水準の患者が一定期間維持される場合、1日800人を超える重症患者が相次ぎ発生し、医療体系余力が限界に達するものとみられる。
オム教授は「死亡者が3月に入り多くなり始めピークが過ぎても200~300人の死亡者が相当期間出るかもしれない」と懸念している。
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