キム・イェリムが15日に行われた北京冬季五輪フィギュアスケート女子シングルフリーで演技をしている。キム・ギョンロク記者
「OH MY GIRLからMONSTA Xに変身した」
「天女なのに服を隠した木こりを殴ってくれそうだ」
フィギュアと将軍。似合いそうにない2つの単語を組み合わせたニックネームが女子選手につけられた。北京五輪女子シングルショートプログラム9位に上がったキム・イェリム(19)だ。
キム・イェリムは15日に行われた北京冬季五輪フィギュアスケート女子シングルショートプログラムで技術点35.27点、芸術点32.51点で67.78点となり9位に上がった。ユ・ヨン(18)とともに史上初の2人同時トップ10入りも視野に入った。
ネットユーザーはキム・イェリムに「フィギュアの将軍」というニックネームを付けた。演技終了後にリンクを歩いて出ていく姿がりりしく力強かったからだった。キム・イェリムは16日の公式練習後、「フィギュアの将軍ですか? ほかのはないですか?」としながらも笑った。
キム・イェリムは「多くの方が関連動画を送ってくれました。全く意識した行動ではないですがこのように話題になるとは思いませんでした」と話した。続けて「連絡が途絶えていた友達からも多く連絡をもらいました。五輪に出たという実感がわいてきました。もともと性格はさっぱりしています。振りつけ中心のフィギュアの授業を初めて受けた時は手足が縮こまったりもしました」とした。
11日に入国してようやく4日だけ練習したが、キム・イェリムは自身ができるものをすべて見せた。キム・イェリムは「五輪では練習できる時間が短いです。きのう初めて五輪で演技し体力的に厳しいですが最善を尽くして練習をこなしました」と話した。続けて「とてもお腹がすきました。選手村に入って同じ部屋を使うユ・ヨンと一緒に大韓体育会が提供した弁当を食べました」と伝えた。また、「きょうの競技日程が決まっていたなら自制していたけど、エネルギーを補充するために食べました。食事を本当にたくさんくれます。いろいろとよく食べました」と笑った。
キム・イェリムは17日に開かれるフリープログラムでもう一度「クリーン」に挑戦する。目標としていた10位以内入りに向けた課題でもある。
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