ノババックスが開発した新型コロナワクチン。ノババックスはこの日、SKバイオサイエンスと委託生産契約を拡張締結した。 [中央フォト]
米国製薬会社ノババックスが開発したこのワクチンはインフルエンザワクチンのように遺伝子再調合(合成抗原)方式で作られる。政府は、mRNAワクチンの異常反応を懸念して接種を避けてきた未接種者を対象に接種を促している。
実際、接種者はどう感じたのだろうか。初日にノババックスのワクチンを接種して2日目を迎えた接種者4人(1回目接種者3人、3回目接種者1人)に聞いてみた。
30代のイさんは昨年11月に出産した。イさんは出産から3カ月後の14日にファイザー製ワクチンを接種する予定だったが、後遺症が心配になってノババックスに変更した。イさんは「ワクチンを接種した昨日も今日も何ともない」とし「よく眠れたし、生理中でもコンディションが良く、本当にワクチンを接種したのだろうかという感じ」と説明した。
30代のAさんは抗生剤と消炎鎮痛剤にアレルギーがある。Aさんは「1年前に会社でアストラゼネカ製ワクチン接種の申し込みがあったが、医師から『アレルギーがあるので少し状況をみるのがよい』と言われた」と話した。このように接種を先に延ばしていたところ、1カ月前、会社では未接種者という理由で業務から外された。Aさんは「ノババックス接種が始まると聞いて、会社に(ワクチン接種を)待ってほしいと伝えた」と説明した。Aさんは「ワクチン接種直後は痛くてしびれた」と話したが、時間が経過するとこのような症状は消えたという。
20代のビョンさんは「最初に出たmRNAワクチンはよく分からないので接種しなかった」とし「家族の外食は難しく、周囲の『早く接種しろ』という雰囲気がつらかった」と語った。ビョンさんにとってノババックス製ワクチンは一つの代案だった。ビョンさんは「初日、2日目ともにいかなる症状や変化もなく、コンディションは正常」と伝えた。
30代のノさんはノババックスのワクチンで3回目の接種をした。1、2回目にmRNAなど他のワクチンを接種した場合、3回目にノババックスのワクチンを接種することはできないが、例外的に医師の判断があれば可能だ。ノさんは1、2回目にファイザーのワクチンを接種した後、不正出血と腹腔内出血があったという。接種直後から異常を感じたファイザーのワクチンとは違い、ノババックスのワクチンは「本当に接種したのだろうかと思うほど何ともなかった」とノさんは語った。接種から7時間後に発熱があったが、解熱剤を飲んで熱は下がり、翌日には正常に戻ったという。
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