北朝鮮の敵軍瓦解工作局(敵工局)所属の将校が亡命を試みたが発覚し、ロシア・ウラジオストクの北朝鮮領事館に監禁されていることが分かった中で、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が該当の将校を無条件で強制送還するよう直接指示した。
10日、北朝鮮専門メディア「デイリーNK」は北朝鮮消息筋を引用して「現在ロシア北朝鮮領事館によって監禁されているチェ・グムチョル少佐を必ず北朝鮮に送還しろという『1号』批准命令が1月中旬に通達された」と報じた。
「精神が完全でない、あるいは死亡している場合でも必ず北朝鮮に送還されなければならず、チェ少佐の所在地が外部に漏れないように徹底した保安を維持しなければならないという内容が含まれていた」というのが消息筋の説明だ。
また「コロナ事態以降、脱北を試みる者などを本国に召還できず現地で監禁措置を取っている状況だが、チェ少佐の場合、最大限はやく送還するように指示する内容も含まれていた」と消息筋は伝えた。
ボイス・オブ・アメリカ(VOA)放送によると、敵工局傘下の第563部隊126部所属で情報技術(IT)暗号化の専門家だというチェ少佐は、昨年7月に脱北を図ったあとモスクワの国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じて亡命申請を準備しようとしたが、9月20日ウラジオストク近隣のラズドリノエでロシア警察5人に逮捕された後、行方が分からなくなっていた。
チェ少佐はロシアに派遣された北朝鮮労働者と駐在員の満了したビザとパスポートを管理し、書類を偽造してロシア当局の延長許可を受ける仕事に就いていた。
ただし、チェ少佐がこれまでIT専門家として軍に勤務しながら集めた機密情報をデータ化し、これを事前に脱北協力者を通じて引き出していたことが発覚し、北朝鮮当局がチェ少佐の脱北企図を非常事態と認識したものとみられる。
消息筋は「1号批准指示が下された以上、チェ少佐が監禁から解放される可能性はなく、すでに身体的あるいは精神的に正常ではない状況ではないか」と言及した。
こうした中、北朝鮮当局がすでにチェ少佐の召還以降の措置に着手したという話も出てきた。すなわちチェ少佐の北朝鮮送還が迫っているという意味だ。
また別の内部高位消息筋によると、最近国家保衛省派遣組が豆満江(トゥマンガン)駅近隣に急派されて身柄引渡しの準備に入った。
消息筋は「1号批准まで通達された事案なので直ちに死刑を執行できるが、チェ少佐が流出した資料の行方により日程が変わる可能性がある」と話した。
10日、北朝鮮専門メディア「デイリーNK」は北朝鮮消息筋を引用して「現在ロシア北朝鮮領事館によって監禁されているチェ・グムチョル少佐を必ず北朝鮮に送還しろという『1号』批准命令が1月中旬に通達された」と報じた。
「精神が完全でない、あるいは死亡している場合でも必ず北朝鮮に送還されなければならず、チェ少佐の所在地が外部に漏れないように徹底した保安を維持しなければならないという内容が含まれていた」というのが消息筋の説明だ。
また「コロナ事態以降、脱北を試みる者などを本国に召還できず現地で監禁措置を取っている状況だが、チェ少佐の場合、最大限はやく送還するように指示する内容も含まれていた」と消息筋は伝えた。
ボイス・オブ・アメリカ(VOA)放送によると、敵工局傘下の第563部隊126部所属で情報技術(IT)暗号化の専門家だというチェ少佐は、昨年7月に脱北を図ったあとモスクワの国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じて亡命申請を準備しようとしたが、9月20日ウラジオストク近隣のラズドリノエでロシア警察5人に逮捕された後、行方が分からなくなっていた。
チェ少佐はロシアに派遣された北朝鮮労働者と駐在員の満了したビザとパスポートを管理し、書類を偽造してロシア当局の延長許可を受ける仕事に就いていた。
ただし、チェ少佐がこれまでIT専門家として軍に勤務しながら集めた機密情報をデータ化し、これを事前に脱北協力者を通じて引き出していたことが発覚し、北朝鮮当局がチェ少佐の脱北企図を非常事態と認識したものとみられる。
消息筋は「1号批准指示が下された以上、チェ少佐が監禁から解放される可能性はなく、すでに身体的あるいは精神的に正常ではない状況ではないか」と言及した。
こうした中、北朝鮮当局がすでにチェ少佐の召還以降の措置に着手したという話も出てきた。すなわちチェ少佐の北朝鮮送還が迫っているという意味だ。
また別の内部高位消息筋によると、最近国家保衛省派遣組が豆満江(トゥマンガン)駅近隣に急派されて身柄引渡しの準備に入った。
消息筋は「1号批准まで通達された事案なので直ちに死刑を執行できるが、チェ少佐が流出した資料の行方により日程が変わる可能性がある」と話した。
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