韓国与党「共に民主党」大統領選候補の李在明(イ・ジェミョン)氏の配偶者キム・ヘギョン氏が自身を巡る過剰礼遇と法人カード流用疑惑について9日、謝った。
キム氏はこの日午後、ソウル汝矣島(ヨイド)民主党本部事務所で記者会見を開き「公職者の配偶者として、すべての点に気を付けなければならず、公と私の区分を明確にしなければならなかったが、私がとても未熟だった。私の未熟さにより起きたことに対して、国民の皆さまに改めてお詫び申し上げる」と陳謝した。先月28日に疑惑が初めて提起されて12日が経過してからの「直接謝罪」だった。キム氏は2日に謝罪コメントを出していた。
キム氏はこの日午後5時ごろ、ベージュ色のツーピース・スーツを着て会見場に現れた。やや震える声で口を開いたキム氏は「国民の皆さまに、特に情報提供者当事者に心からお詫び申し上げる。私が負わなければならない責任は当然負う。捜査と監査を通じて真実が明らかになるように最善を尽くす」と話した。続いて「選挙後も提起された疑惑に対して誠実にご説明申し上げ、最後まで責任を負う。すべて私の落ち度で未熟さの結果だ。今後もっと気を付け、もっと警戒したい」と言って頭を下げた。
今回の問題は先月28日、あるメディアが「キム氏が京畿(キョンギ)道庁秘書室公務員から閉経治療薬を代理で処方を受けた」という疑惑を報じたことから触発された。その後、京畿道法人カードで購入した牛肉が李候補の自宅に届けられたなどの報道が追加で出てきて問題が大きくなった。
キム氏は記者団との質疑応答では、具体的な説明よりも原則的な返事を繰り返した。「法人カード流用部分を含めて認める事実関係はどこまでか」という質問に、キム氏は3秒間悩んだ後、「捜査と監査が行われていると聞いた。実体的な真実が明らかになるまで最善を尽くして協力し、そしてそれに沿って結果が出て、応分の責任があるなら責任を負う」と述べるにとどまった。
キム氏は情報提供者である前職7級公務員Aさんに対して雑務の指示をした5級ペさんに対しては「(李候補の)城南(ソンナム)市長選挙の時に出会い、長く親交があった」と話した。Aさんについては「私が(2018年)京畿道に始めて来た時にペさんが紹介してくれて初日に挨拶して顔を合わせたのがすべて。その後は連絡を取ったり会ったりしたことはない」と話した。続いて「Aさんとペさんの関係を知らなかったといって責任を回避する考えはない。私の落ち度であり、Aさんは被害者だと考える」と話した。「謝ると言ったら李候補は何と言ったか」という質問に、キム氏は「心から謝罪申し上げればよいのではないかと言った」と答えた。
民主党はこの日の記者会見で合計4件の質問を受けた。キム氏の登場から退場までの時間は8分だった。
ただし、この日の謝罪でも論争が収まるかは未知数だ。情報提供者Aさんは会見の後、「誠意が感じられるわけでも、本質を貫くわけでもない記者会見だった。『法人カード流用をどこまで認めるか』『あれだけ多くの食べ物は誰が食べたのか』など、記者に代わって問い直したい」と反論した。野党「国民の力」の李亮寿(イ・ヤンス)選挙対策本部首席報道官も「公務員の私的秘書利用、業務推進費など公的資金の流用、代理処方、官用車私的使用など、どの事実関係についても明らかにしていない。犯罪行為に対する的外れな謝罪」と批判した。
政治コンサルタント「エスティアイ」イ・ジュノ代表は「一度失望感を味わった無党層がどのように反応するかは推移を見守らなくてはならない」と話した。
キム氏はこの日午後、ソウル汝矣島(ヨイド)民主党本部事務所で記者会見を開き「公職者の配偶者として、すべての点に気を付けなければならず、公と私の区分を明確にしなければならなかったが、私がとても未熟だった。私の未熟さにより起きたことに対して、国民の皆さまに改めてお詫び申し上げる」と陳謝した。先月28日に疑惑が初めて提起されて12日が経過してからの「直接謝罪」だった。キム氏は2日に謝罪コメントを出していた。
キム氏はこの日午後5時ごろ、ベージュ色のツーピース・スーツを着て会見場に現れた。やや震える声で口を開いたキム氏は「国民の皆さまに、特に情報提供者当事者に心からお詫び申し上げる。私が負わなければならない責任は当然負う。捜査と監査を通じて真実が明らかになるように最善を尽くす」と話した。続いて「選挙後も提起された疑惑に対して誠実にご説明申し上げ、最後まで責任を負う。すべて私の落ち度で未熟さの結果だ。今後もっと気を付け、もっと警戒したい」と言って頭を下げた。
今回の問題は先月28日、あるメディアが「キム氏が京畿(キョンギ)道庁秘書室公務員から閉経治療薬を代理で処方を受けた」という疑惑を報じたことから触発された。その後、京畿道法人カードで購入した牛肉が李候補の自宅に届けられたなどの報道が追加で出てきて問題が大きくなった。
キム氏は記者団との質疑応答では、具体的な説明よりも原則的な返事を繰り返した。「法人カード流用部分を含めて認める事実関係はどこまでか」という質問に、キム氏は3秒間悩んだ後、「捜査と監査が行われていると聞いた。実体的な真実が明らかになるまで最善を尽くして協力し、そしてそれに沿って結果が出て、応分の責任があるなら責任を負う」と述べるにとどまった。
キム氏は情報提供者である前職7級公務員Aさんに対して雑務の指示をした5級ペさんに対しては「(李候補の)城南(ソンナム)市長選挙の時に出会い、長く親交があった」と話した。Aさんについては「私が(2018年)京畿道に始めて来た時にペさんが紹介してくれて初日に挨拶して顔を合わせたのがすべて。その後は連絡を取ったり会ったりしたことはない」と話した。続いて「Aさんとペさんの関係を知らなかったといって責任を回避する考えはない。私の落ち度であり、Aさんは被害者だと考える」と話した。「謝ると言ったら李候補は何と言ったか」という質問に、キム氏は「心から謝罪申し上げればよいのではないかと言った」と答えた。
民主党はこの日の記者会見で合計4件の質問を受けた。キム氏の登場から退場までの時間は8分だった。
ただし、この日の謝罪でも論争が収まるかは未知数だ。情報提供者Aさんは会見の後、「誠意が感じられるわけでも、本質を貫くわけでもない記者会見だった。『法人カード流用をどこまで認めるか』『あれだけ多くの食べ物は誰が食べたのか』など、記者に代わって問い直したい」と反論した。野党「国民の力」の李亮寿(イ・ヤンス)選挙対策本部首席報道官も「公務員の私的秘書利用、業務推進費など公的資金の流用、代理処方、官用車私的使用など、どの事実関係についても明らかにしていない。犯罪行為に対する的外れな謝罪」と批判した。
政治コンサルタント「エスティアイ」イ・ジュノ代表は「一度失望感を味わった無党層がどのように反応するかは推移を見守らなくてはならない」と話した。
この記事を読んで…