「皆さんの玄孫(great-great-great-grandchildren)までコロナウイルス予防ワクチンを打つことになるでしょう」
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が変異を繰り返しながら2年以上も世界を混乱させている中で、米国のワクチン・免疫学の権威者であるグレゴリー・ポーランド(Gregory Poland)博士はこのように話した。ポーランド博士は最近、米国市場・経済専門メディア「マーケット・ウォッチ(MarketWatch)」とのインタビューで「コロナウイルスは非常に長く流通して数世代にわたってコロナワクチンの注射を打つことになるだろう」と話した。ポーランド博士は世界的な総合病院「メイヨー・クリニック」のワクチン研究責任者で米食品医薬局(FDA)諮問委員を務めたこともある。
◆「コロナ、変移し続けて無限に循環」
ポーランド博士はこのように判断した理由について「コロナウイルスは動物にまで感染させる能力を見せた」とし「これはコロナウイルスが種(species)を越えて伝染し、継続して変移しながら無限に循環することを意味する」と話した。
コロナウイルスは感染が進むほどウイルスの複製も進み変異の可能性が高くなる。コロナ大流行が持続する限り変異株は今後も登場し、変異が起きれば新型コロナが拡散する過程が繰り返され、コロナウイルスが消えない場合もあるということだ。特にオミクロン株やデルタ株のように伝播力が強く、ワクチン回避能力がある変異株の登場は新型コロナ大流行の最大変数になるだろうという観測がある。
ポーランド博士は「私が予測をしてみよう。世紀が変わった遠い未来、私を含めて私たちは全員死んだ後だが、あなたの玄孫は相変らずコロナ予防ワクチンを打っているだろう」とした。
これに先立ち、ポーランド博士は先月初めに米国で新型コロナで1カ月間に3万2000人ほどが命を失うと予想していた。実際、先月の米国の新型コロナ死亡者は3万人を超えた。
◆「はしかのようになる? 風土病予測可能な段階ではない」
一部ではオミクロン株の拡散がピークを迎えた後、新型コロナがエンデミック(風土病)に進むだろうという見方も出ている。世界各地でデルタ株に取って代わって優勢株になったオミクロン株の重篤度がデルタよりも低いという理由からだ。
だが、ポーランド博士は「私たちはまだ風土病を予測できる段階に至っていない」と話した。また、新型コロナが「(風土病である)はしかが歩んだ道をたどることになる日は来るか」という質問には「そのような日は来ない。コロナウイルスは根絶されない」と答えた。
別の専門家もポーランド博士の予想と変わらない。これに先立って、米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は「オミクロン株以降、免疫システムを避けるまた別の変異株が現れない場合に限り新型コロナは風土病に転換されうる」と話した。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は「オミクロン株が最後の変異株という考えは危険だ」と警告した。
◆「オミクロン株の子孫」変異株拡散…WHO「鋭意注視」
実際、従来のオミクロン株(BA.1)の「子孫株」にあたるBA.2が一部の国々に広がっていて、WHOや世界保健界が鋭意注視している。BA.2はオミクロン株の下位系統で、従来のオミクロン株とは一部遺伝的な差異点も存在する。
WHOはホームページを通じて「スパイク蛋白質を含めて一部の変異株がオミクロン株と異なるBA.2が多くの国々で増加している」とし「伝播力と免疫回避力などに対する調査はBA.1とは独立的に行われるべき」と明らかにした。
25日、米紙ワシントン・ポスト(WP)によると、BA.2はこれまでインド・デンマーク・英国に続き米国でも検出された。特にデンマークでは全体新型コロナ感染事例の45%を占めている。BA.2がこのように一部の国々に広がり、米防疫当局もこのウイルスに対する調査を始めたとWPは伝えた。
さらにBA.2は遺伝的特性上、従来の遺伝子増幅(PCR)検査で別の変異株と区別しにくいため「ステルスオミクロン株」とも言われている。ただし、まだこの変異株がオミクロン株より伝播力の強さや致命率といった点で際立った特徴を見せていない。
オミクロン株は現在170余カ国に広まり、26日基準で国際インフルエンザ情報共有機構「GISAID」が集計する127カ国のうちオミクロン株が優勢株の国は70余カ国に達する。24日からオミクロン株が優勢株になった韓国は26日0時基準で一日あたりの感染者が1万3012人を記録した。韓国で新規感染者が1万人以上報告されたのは過去初めてだ。
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が変異を繰り返しながら2年以上も世界を混乱させている中で、米国のワクチン・免疫学の権威者であるグレゴリー・ポーランド(Gregory Poland)博士はこのように話した。ポーランド博士は最近、米国市場・経済専門メディア「マーケット・ウォッチ(MarketWatch)」とのインタビューで「コロナウイルスは非常に長く流通して数世代にわたってコロナワクチンの注射を打つことになるだろう」と話した。ポーランド博士は世界的な総合病院「メイヨー・クリニック」のワクチン研究責任者で米食品医薬局(FDA)諮問委員を務めたこともある。
◆「コロナ、変移し続けて無限に循環」
ポーランド博士はこのように判断した理由について「コロナウイルスは動物にまで感染させる能力を見せた」とし「これはコロナウイルスが種(species)を越えて伝染し、継続して変移しながら無限に循環することを意味する」と話した。
コロナウイルスは感染が進むほどウイルスの複製も進み変異の可能性が高くなる。コロナ大流行が持続する限り変異株は今後も登場し、変異が起きれば新型コロナが拡散する過程が繰り返され、コロナウイルスが消えない場合もあるということだ。特にオミクロン株やデルタ株のように伝播力が強く、ワクチン回避能力がある変異株の登場は新型コロナ大流行の最大変数になるだろうという観測がある。
ポーランド博士は「私が予測をしてみよう。世紀が変わった遠い未来、私を含めて私たちは全員死んだ後だが、あなたの玄孫は相変らずコロナ予防ワクチンを打っているだろう」とした。
これに先立ち、ポーランド博士は先月初めに米国で新型コロナで1カ月間に3万2000人ほどが命を失うと予想していた。実際、先月の米国の新型コロナ死亡者は3万人を超えた。
◆「はしかのようになる? 風土病予測可能な段階ではない」
一部ではオミクロン株の拡散がピークを迎えた後、新型コロナがエンデミック(風土病)に進むだろうという見方も出ている。世界各地でデルタ株に取って代わって優勢株になったオミクロン株の重篤度がデルタよりも低いという理由からだ。
だが、ポーランド博士は「私たちはまだ風土病を予測できる段階に至っていない」と話した。また、新型コロナが「(風土病である)はしかが歩んだ道をたどることになる日は来るか」という質問には「そのような日は来ない。コロナウイルスは根絶されない」と答えた。
別の専門家もポーランド博士の予想と変わらない。これに先立って、米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は「オミクロン株以降、免疫システムを避けるまた別の変異株が現れない場合に限り新型コロナは風土病に転換されうる」と話した。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は「オミクロン株が最後の変異株という考えは危険だ」と警告した。
◆「オミクロン株の子孫」変異株拡散…WHO「鋭意注視」
実際、従来のオミクロン株(BA.1)の「子孫株」にあたるBA.2が一部の国々に広がっていて、WHOや世界保健界が鋭意注視している。BA.2はオミクロン株の下位系統で、従来のオミクロン株とは一部遺伝的な差異点も存在する。
WHOはホームページを通じて「スパイク蛋白質を含めて一部の変異株がオミクロン株と異なるBA.2が多くの国々で増加している」とし「伝播力と免疫回避力などに対する調査はBA.1とは独立的に行われるべき」と明らかにした。
25日、米紙ワシントン・ポスト(WP)によると、BA.2はこれまでインド・デンマーク・英国に続き米国でも検出された。特にデンマークでは全体新型コロナ感染事例の45%を占めている。BA.2がこのように一部の国々に広がり、米防疫当局もこのウイルスに対する調査を始めたとWPは伝えた。
さらにBA.2は遺伝的特性上、従来の遺伝子増幅(PCR)検査で別の変異株と区別しにくいため「ステルスオミクロン株」とも言われている。ただし、まだこの変異株がオミクロン株より伝播力の強さや致命率といった点で際立った特徴を見せていない。
オミクロン株は現在170余カ国に広まり、26日基準で国際インフルエンザ情報共有機構「GISAID」が集計する127カ国のうちオミクロン株が優勢株の国は70余カ国に達する。24日からオミクロン株が優勢株になった韓国は26日0時基準で一日あたりの感染者が1万3012人を記録した。韓国で新規感染者が1万人以上報告されたのは過去初めてだ。
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