「トンガは助けが切実です…」。
トンガのテコンドー国家代表ピタ・タウファトファ(38)が火山噴火と津波の被害を受けた祖国に向け一肌脱いだ。人口10万人の南太平洋の島国トンガでは15日に大規模海底火山噴火が発生した。首都ヌクアロファから北に65キロメートル離れたハアパイ島近くから噴き上げられた火山灰の範囲は直径300キロメートルに達した。火山灰のため現地は昼間でも夜のように暗い。噴火直後にトンガ当局は津波警報を発令した。高さ1.2メートルの津波がヌクアロファで観測された。
幸いタウファトファはオーストラリアのアデレードに滞在しており直接被害を受けてはいない。だがトンガとの通信が途絶えており家族との連絡がついていない。生死もわからない絶望的な状況だ。トンガと家族を助けるため東奔西走中のタウファトファとどうにか連絡が取れた。タウファトファは中央日報との書面インタビューで「私は危険な状況を免れたが、それは重要ではない。いまこの瞬間、私の使命はただひとつだ。手段や方法を問わずトンガの状況を全世界の人たちに知らせること」と話した。彼は「韓国をはじめとするアジアの国でも困難に陥ったトンガから目をそらさないでほしい」と訴えた。
冬季と夏季を合わせて3大会にわたり五輪の舞台を踏んだタウファトファは世界で最も有名なトンガ人だ。初めての五輪だった2016年のリオ大会で上半身をあらわにしたトンガ伝統衣装の「トゥペヌ」を着て開会式で旗手として登場し有名人になった。身長190センチメートル、体重90キログラムのがっしりとした体格にココナッツオイルを塗った筋肉質のスタイルを誇った。韓国のファンには「トンガの筋肉男」、海外では「上着を脱いだトンガ人」として話題になった。2018年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪では氷点下8度の厳しい寒さの中でも上着を脱いで開会式に登場した。
平昌ではテコンドーの代わりにクロスカントリー男子15キロメートルフリーに出場し、116人中114位にとどまった。当時彼は中央日報とのインタビューで「最後まで最善を尽くし、そして絶対にあきらめないでください」という言葉を残し、「希望のアイコン」として話題になった。彼は東京大会でもテコンドーで出場し、期待を裏切らず再び上半身を露出して英ガーディアン選定の開会式主要場面11選に選ばれた。英デイリーメールは「タウファトファが体に塗ったオイルはフライドチキンを揚げても余るほどの量」と伝えた。
彼はスポーツでもそうしたように、あきらめないことにした。タウファトファは自身の知名度を危機に陥った祖国を助けるのに活用している。彼はインスタグラムを通じて募金運動を始めた。大きな被害を受けたトンガの病院やインフラ施設を再建するためだ。現在まで18万ドル(約2000万円)の募金が集まった。彼が一肌脱いでから3日ぶりに初めての救護品支援が始まった。
18日にユニセフとオーストラリア政府が飲用水と生活必需品などをトンガに送ることにした。タウファトファは「これまで五輪を準備し出場する過程で多くの応援と激励を受けた。いま改めてみなさんの力が必要だ」と呼び掛けた。彼は「募金に参加しても良いが、どんな形の支援もありがたく受け入れたい」と話した。
トンガのテコンドー国家代表ピタ・タウファトファ(38)が火山噴火と津波の被害を受けた祖国に向け一肌脱いだ。人口10万人の南太平洋の島国トンガでは15日に大規模海底火山噴火が発生した。首都ヌクアロファから北に65キロメートル離れたハアパイ島近くから噴き上げられた火山灰の範囲は直径300キロメートルに達した。火山灰のため現地は昼間でも夜のように暗い。噴火直後にトンガ当局は津波警報を発令した。高さ1.2メートルの津波がヌクアロファで観測された。
幸いタウファトファはオーストラリアのアデレードに滞在しており直接被害を受けてはいない。だがトンガとの通信が途絶えており家族との連絡がついていない。生死もわからない絶望的な状況だ。トンガと家族を助けるため東奔西走中のタウファトファとどうにか連絡が取れた。タウファトファは中央日報との書面インタビューで「私は危険な状況を免れたが、それは重要ではない。いまこの瞬間、私の使命はただひとつだ。手段や方法を問わずトンガの状況を全世界の人たちに知らせること」と話した。彼は「韓国をはじめとするアジアの国でも困難に陥ったトンガから目をそらさないでほしい」と訴えた。
冬季と夏季を合わせて3大会にわたり五輪の舞台を踏んだタウファトファは世界で最も有名なトンガ人だ。初めての五輪だった2016年のリオ大会で上半身をあらわにしたトンガ伝統衣装の「トゥペヌ」を着て開会式で旗手として登場し有名人になった。身長190センチメートル、体重90キログラムのがっしりとした体格にココナッツオイルを塗った筋肉質のスタイルを誇った。韓国のファンには「トンガの筋肉男」、海外では「上着を脱いだトンガ人」として話題になった。2018年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪では氷点下8度の厳しい寒さの中でも上着を脱いで開会式に登場した。
平昌ではテコンドーの代わりにクロスカントリー男子15キロメートルフリーに出場し、116人中114位にとどまった。当時彼は中央日報とのインタビューで「最後まで最善を尽くし、そして絶対にあきらめないでください」という言葉を残し、「希望のアイコン」として話題になった。彼は東京大会でもテコンドーで出場し、期待を裏切らず再び上半身を露出して英ガーディアン選定の開会式主要場面11選に選ばれた。英デイリーメールは「タウファトファが体に塗ったオイルはフライドチキンを揚げても余るほどの量」と伝えた。
彼はスポーツでもそうしたように、あきらめないことにした。タウファトファは自身の知名度を危機に陥った祖国を助けるのに活用している。彼はインスタグラムを通じて募金運動を始めた。大きな被害を受けたトンガの病院やインフラ施設を再建するためだ。現在まで18万ドル(約2000万円)の募金が集まった。彼が一肌脱いでから3日ぶりに初めての救護品支援が始まった。
18日にユニセフとオーストラリア政府が飲用水と生活必需品などをトンガに送ることにした。タウファトファは「これまで五輪を準備し出場する過程で多くの応援と激励を受けた。いま改めてみなさんの力が必要だ」と呼び掛けた。彼は「募金に参加しても良いが、どんな形の支援もありがたく受け入れたい」と話した。
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