韓国MBC(文化放送)の時事教養番組『探査企画ストレート』が16日、与党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領候補の夫人キム・ゴンヒ氏の「7時間通話」内容について報道した。キム氏が進歩志向のインターネットメディア「ソウルの声」で仕事をしていたイ・ミョンス氏と昨年7月6日から6カ月の間に合計7時間45分ほど通話した内容の一部が公開された。
この日公開された通話内容で争点になった部分は大きく3つあった。まず、キム氏が尹候補の選挙キャンプ運営に一定部分介入するような発言があった。同番組によると、キム氏はイ氏に「後で一度(状況を)見て私たちのチームのところに来なさい。キャンプに連れてくれば良い」(昨年7月)と話したり、「(来れば)仕事は多い。私が指示したとおりにやらなければならない。『情報業』(相手が望む情報を作ったり、集めたり提供したりすること)をして情報のようなものに尽力してもらい…」(9月)と話した。「いくらもらえるのか」というイ氏の質問には「相談してみなければならない。うまくやってくれれば1億ウォン(約960万円)は可能だ」と話した。昨年8月には、金氏が代表をしているコバナコンテンツでイ氏に選挙戦略の助言などの講義をさせて講義料105万ウォンを現場で支給したこともある。
その他にもキム氏は昨年7月に尹候補の予備選キャンプに関連して「キャンプがめちゃくちゃなので夫に他の日程はせずに諮問を受けようと話した。そのため来週は(尹候補は)休みが多い」と言ったり、「ユーチューバー(の志向が)どうなのか、管理名簿を送ってくれれば私が(キャンプに送って)管理するようにいう」との提案をしたりもした。「選挙運動コンセプトのようなものを携帯のメッセージに送ってくれれば整理をしてキャンプに適用する」と話したりもした。
このような発言に対して「国民の力」関係者は「(職責や金銭提案などは)好感の表示で話したことであり、実際にそうするという意味ではなかった」とし「キャンプ関連の発言も純粋に家族として近くでサポートする水準を多少誇張して伝えたもの」と説明した。
キム氏は特定イシューに対して議論の余地がある発言もした。キム氏はチョ・グク元法務部長官の捜査に対しては「大きく行う捜査ではないが、(進歩陣営が)検察を攻撃しすぎた」とし「そのため検察と一戦交えることになった。チョ・グクの敵は民主党」と話した。尹候補の政治挑戦に対しては「文在寅(ムン・ジェイン)政権が(尹候補を)育てた」とした。朴槿恵(パク・クネ)前大統領の弾劾を巡っては「朴槿恵を弾劾したのは保守」とし「バカみたいなことが進歩や文在寅が弾劾させたと考えているが、保守内で弾劾させた」と話した。
#MeToo(ミートゥー、性犯罪被害暴露)運動に対しては「お金のことを考えてやらないから#MeTooが出てくる」としながら「文在寅政権で(#MeTooを)起こして捕まえようと言ったが、何のために捕まえようというのか。生きていくのはとても荒涼として寂しいものだ」と話した。また、#MeTooに巻き込まれた安熙正(アン・ヒジョン)元忠南知事に言及して「私や尹候補は安熙正側」と話した。
複数の野党圏の要人に対する発言もあった。キム氏は尹候補の予備選競争者だった洪準杓(ホン・ジュンピョ)議員に言及して「洪準杓に鋭い質問を向けてみなさい。(尹候補への批判は)あまり反応が良くないから、洪準杓をやるほうがスーパーチャット(YouTubeの後援金)がもっと伸びるだろう」と話した。金鍾仁(キム・ジョンイン)前総括選対委員長に対しては「本人が参加したいと言った。食べる物がある祭りになぜ参加したくないだろうか」と評した。
キム氏は電話の中で本人を巡る疑惑にも言及した。過去、風俗店で「ジュリー」という源氏名で活動したという疑惑に対しては「私はナイトクラブに行くのも嫌う性格」としながら「導師たちと『人生とは何か』について話すほうが好きだ。そういうこと(風俗店)は合わない」と話した。ヤン元検事との同居説や海外旅行説については「何が悲しくて妻帯者と同居するだろうか」とし「(海外旅行は)パッケージで遊びに行った。(ヤン元検事の)奥さんも行こうとしていたが米国日程のために行けなかった」と説明した。
【コラム】ゾンビ企業の先制的構造調整、これ以上先送りできない=韓国(2)
この日公開された通話内容で争点になった部分は大きく3つあった。まず、キム氏が尹候補の選挙キャンプ運営に一定部分介入するような発言があった。同番組によると、キム氏はイ氏に「後で一度(状況を)見て私たちのチームのところに来なさい。キャンプに連れてくれば良い」(昨年7月)と話したり、「(来れば)仕事は多い。私が指示したとおりにやらなければならない。『情報業』(相手が望む情報を作ったり、集めたり提供したりすること)をして情報のようなものに尽力してもらい…」(9月)と話した。「いくらもらえるのか」というイ氏の質問には「相談してみなければならない。うまくやってくれれば1億ウォン(約960万円)は可能だ」と話した。昨年8月には、金氏が代表をしているコバナコンテンツでイ氏に選挙戦略の助言などの講義をさせて講義料105万ウォンを現場で支給したこともある。
その他にもキム氏は昨年7月に尹候補の予備選キャンプに関連して「キャンプがめちゃくちゃなので夫に他の日程はせずに諮問を受けようと話した。そのため来週は(尹候補は)休みが多い」と言ったり、「ユーチューバー(の志向が)どうなのか、管理名簿を送ってくれれば私が(キャンプに送って)管理するようにいう」との提案をしたりもした。「選挙運動コンセプトのようなものを携帯のメッセージに送ってくれれば整理をしてキャンプに適用する」と話したりもした。
このような発言に対して「国民の力」関係者は「(職責や金銭提案などは)好感の表示で話したことであり、実際にそうするという意味ではなかった」とし「キャンプ関連の発言も純粋に家族として近くでサポートする水準を多少誇張して伝えたもの」と説明した。
キム氏は特定イシューに対して議論の余地がある発言もした。キム氏はチョ・グク元法務部長官の捜査に対しては「大きく行う捜査ではないが、(進歩陣営が)検察を攻撃しすぎた」とし「そのため検察と一戦交えることになった。チョ・グクの敵は民主党」と話した。尹候補の政治挑戦に対しては「文在寅(ムン・ジェイン)政権が(尹候補を)育てた」とした。朴槿恵(パク・クネ)前大統領の弾劾を巡っては「朴槿恵を弾劾したのは保守」とし「バカみたいなことが進歩や文在寅が弾劾させたと考えているが、保守内で弾劾させた」と話した。
#MeToo(ミートゥー、性犯罪被害暴露)運動に対しては「お金のことを考えてやらないから#MeTooが出てくる」としながら「文在寅政権で(#MeTooを)起こして捕まえようと言ったが、何のために捕まえようというのか。生きていくのはとても荒涼として寂しいものだ」と話した。また、#MeTooに巻き込まれた安熙正(アン・ヒジョン)元忠南知事に言及して「私や尹候補は安熙正側」と話した。
複数の野党圏の要人に対する発言もあった。キム氏は尹候補の予備選競争者だった洪準杓(ホン・ジュンピョ)議員に言及して「洪準杓に鋭い質問を向けてみなさい。(尹候補への批判は)あまり反応が良くないから、洪準杓をやるほうがスーパーチャット(YouTubeの後援金)がもっと伸びるだろう」と話した。金鍾仁(キム・ジョンイン)前総括選対委員長に対しては「本人が参加したいと言った。食べる物がある祭りになぜ参加したくないだろうか」と評した。
キム氏は電話の中で本人を巡る疑惑にも言及した。過去、風俗店で「ジュリー」という源氏名で活動したという疑惑に対しては「私はナイトクラブに行くのも嫌う性格」としながら「導師たちと『人生とは何か』について話すほうが好きだ。そういうこと(風俗店)は合わない」と話した。ヤン元検事との同居説や海外旅行説については「何が悲しくて妻帯者と同居するだろうか」とし「(海外旅行は)パッケージで遊びに行った。(ヤン元検事の)奥さんも行こうとしていたが米国日程のために行けなかった」と説明した。
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