光州（クァンジュ）新築マンション崩壊事故当時に付近の店にいた市民は「三豊（サムプン）百貨店の崩壊を思い出した」と当時の状況を伝えた。



Ａさんは１２日、ＣＢＳラジオ番組「キム・ヒョンジョンのニュースショー」で、「崩壊した構造物が店を襲った。突然、旋風のように、ジェット機が店内に入ってくるような音がした」と話しながら、このように明らかにした。


続いて「その１０秒間はみんな驚いて外に逃げたが、私はカウンターの狭いのところにいたので出て行けず、地震発生時のように机の下に入った」とし「机の隣にあったテレビが落ちた。三豊百貨店の崩壊を思い出した」と語った。

「入り口から津波のようにコンクリートが入ってきたのか」という質問には、「それで店の前のガラスはすべて粉々に割れ、戦場のようになった」と答えた。

Ａさんは「『死んだ』と思った。地震でなければ前の建物が崩壊したと思った。夜も眠れなかった」と語った。また「まだ落ちていない鉄筋とコンクリートが建物に残っていて追加崩壊の危険がある」とし「救助作業が難しい状況」と説明した。

Ａさんは「工事を始めた時、店の入口から地面に亀裂が入り始めた。地面が沈んで地下駐車場の壁から水があふれた」とし「周囲の市民は工事の状況を見ながら、崩れるかもしれないと感じていた」と伝えた。

さらに「安全診断をしてみると、前の建物で地面を掘る過程で前の建物が揺れたと話していた」とし「地盤がかなり沈んだ。肉眼で見ると５－１０センチ以上」と話した。

１１日、光州広域市西区華亭洞（ファジョンドン）にあるＨＤＣ現代産業開発の新築マンション建設現場で、建物１棟の２３－３４階の外壁が崩壊する事故が発生した。この事故で１人が負傷し、６人と連絡が取れなくなった。

光州広域市はＨＤＣ現代産業開発が光州市で施行中のすべての建築・建設現場に工事中止命令を出した。