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軍艦島に続きまた…日本「朝鮮人強制労働」の佐渡鉱山の世界文化遺産登録を推進

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

軍艦島

日帝強占期に朝鮮人強制労働がいた新潟県の佐渡鉱山が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産推薦候補に選ばれた。日本政府が佐渡鉱山の世界文化遺産申請を確定する場合、2015年に日帝徴用の現場である端島(別名・軍艦島)が含まれる「明治日本の産業革命遺産」登録時のような韓日間の歴史対立がふくらむものとみられる。

日本の文化庁は28日、新潟県の佐渡鉱山をユネスコ世界文化遺産への登録を目標とする国内候補に選定したと発表した。文化審議会の決定により日本政府は来年2月1日までに推薦書提出について検討することになる。日本政府が正式に推薦書を提出すればユネスコ諮問機関である国際記念物遺跡会議(ICOMOS)の審査と勧告を経て2023年に登録の可否が決定される見通しだ。

◇朝鮮人労務者、月給もまともにもらえず


佐渡鉱山は外国との交流が制限されていた江戸時代、幕府の管理・運営の下で独自の技術で高品質の金を生産した所だ。新潟県と佐渡市は鉱山のこうした歴史的価値に注目しユネスコ登録を10年以上にわたり推進してきた。

問題は太平洋戦争が本格化してからここが銅と鉄、亜鉛など戦争物資を生産する鉱山に変貌したことだ。当時日帝は不足した労働力を埋めるために朝鮮人労働者を佐渡鉱山に大挙動員した。記録によると佐渡鉱山で強制労働をした朝鮮人は1000人を超え、彼らは給料もまともにもらえなかった。

最近公開された帰国朝鮮人に対する未払い賃金債務などに関する調査についての新潟労働基準局作成文書によると、1949年2月25日に1140人に対する未払い賃金として23万1059円59銭が供託されたことが記録されている。その後日本は供託金の時効が過ぎたものと見なし1959年5月11日にこの供託金を国庫に編入した。

日本の国立公文書館に保管されたこの文書は、新潟労働基準局が1950年10月31日に当時の労働省労働基準局長に報告するために作成したものだ。市民団体「強制動員真相究明ネットワーク」の小林久公事務局次長がこれを入手し公開した。

議論が起きたことを受け、新潟県などは「江戸時代の佐渡鉱山」に時代を限定してユネスコ登録を推進すると明らかにした。だが鉱山で起きた暗い歴史を隠そうとしているという批判は続いている。

◇ユネスコの指摘にも従わない日本

日本は2015年に「明治日本の産業革命遺産」をユネスコ世界文化遺産に登録し当時の朝鮮人労働者の犠牲を意図的に隠蔽、縮小しユネスコの指摘を受けた状態だ。

この遺産には朝鮮人5万7900人が強制動員された「軍艦島」(羽島炭鉱)、長崎造船所など7つの施設が含まれている。日本はユネスコ登録当時に強制労働犠牲者を賛える展示館などを別に作ると約束し、昨年東京に産業遺産情報センターを開館した。

だがここでも韓国人に対する差別はなかったという証言動画など強制徴用の現実を歪曲する内容が展示されている。ここを視察したユネスコは7月に、日本が世界文化遺産に登録された時に約束した「犠牲者を賛えるための後続措置」をまともに履行していないという内容の決定文を採択したが、日本はまだ特別な措置を取らずにいる。



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