◆感染者4倍、重症者3倍、死亡者5倍
医療体系が対応できないほど多くの感染者が発生した。適時に治療を受けることができず、病床の配分を待つ患者が1000人に達した。死亡者も増えた。ウィズコロナ以前の10月31日基準で週平均感染者数は1810人、死亡者数は12人だった。1カ月半後、この数値は6818人、66人に増えた。300人を下回っていた重症者数は1000人前後に増えた。
専門家は主な原因に高齢層の接種効果低下と60歳以上の高齢層の未接種者が99万人にのぼる点を挙げた。先月28日を基準に8週間で満12歳以上の感染者10万7296人のうち未接種者・不完全(1回)接種者は45.5%。人口の20%にならない未接種者集団で新規感染者の半分が出たということだ。未接種・不完全接種者は重症者の57.4%、死亡者の57.7%を占める。政府は当初、全体感染者の1.6%が重症者になるとみて病床を準備したが、この数値は2.5%台に高まった。感染者数自体が増え、重症者も急激に増えた。現場医療従事者の間では「患者が死亡してこそ病床が生じる」という声が出ている。病床不足に対応するために在宅治療の対象を拡大した。準備なく対象を増やしたことで「在宅放置」という批判が出てきた。「感染者が増えても重症者と死亡者を最少化すればよい」というウィズコロナの大前提から揺らいだ。
◆ウィズコロナ45日間で2年間累計感染者の33%、死亡者38%
先月中旬から医療崩壊の警告が鳴った。社会的距離を強化すべきだという声が高まった。しかし政府は動かなかった。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は先月29日の特別防疫点検会議で「過去に後退することはできない」とし、防疫段階を高めるべきだという主張を一蹴した。しかしわずか半月後、社会的距離への復帰を宣言した。ウィズコロナから1カ月半の間に発生した感染者数は、過去2年間の累計感染者の33%、同じ期間の死亡者は累計死亡者の38%にのぼる。十分な準備なく始まったウィズコロナは多くの生命を犠牲にしてブレーキがかかった。
いつまた日常回復へのアクセルを踏むことができるかは分からない。嘉泉大学吉病院のチョン・ジェフン予防医学科教授は「医療対応など社会的に対応できる能力が高まらなければいけない」とし「日常回復とは対応できる被害は甘受しようということだが、どこまで対応できるのか社会的な合意が必要だ」と述べた。梨大木洞病院のチョン・ウンミ呼吸器内科教授は「冬季、国民の警戒心低下、オミクロン株拡大など悪材料が多い状況」とし「このまま2週間強化しても感染者数の意味のある減少は難しいとみられる」と話した。
予想外のワクチン効果急減…「日常回復45日」で感染者4倍、死亡5倍に=韓国(1)
医療体系が対応できないほど多くの感染者が発生した。適時に治療を受けることができず、病床の配分を待つ患者が1000人に達した。死亡者も増えた。ウィズコロナ以前の10月31日基準で週平均感染者数は1810人、死亡者数は12人だった。1カ月半後、この数値は6818人、66人に増えた。300人を下回っていた重症者数は1000人前後に増えた。
専門家は主な原因に高齢層の接種効果低下と60歳以上の高齢層の未接種者が99万人にのぼる点を挙げた。先月28日を基準に8週間で満12歳以上の感染者10万7296人のうち未接種者・不完全(1回)接種者は45.5%。人口の20%にならない未接種者集団で新規感染者の半分が出たということだ。未接種・不完全接種者は重症者の57.4%、死亡者の57.7%を占める。政府は当初、全体感染者の1.6%が重症者になるとみて病床を準備したが、この数値は2.5%台に高まった。感染者数自体が増え、重症者も急激に増えた。現場医療従事者の間では「患者が死亡してこそ病床が生じる」という声が出ている。病床不足に対応するために在宅治療の対象を拡大した。準備なく対象を増やしたことで「在宅放置」という批判が出てきた。「感染者が増えても重症者と死亡者を最少化すればよい」というウィズコロナの大前提から揺らいだ。
◆ウィズコロナ45日間で2年間累計感染者の33%、死亡者38%
先月中旬から医療崩壊の警告が鳴った。社会的距離を強化すべきだという声が高まった。しかし政府は動かなかった。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は先月29日の特別防疫点検会議で「過去に後退することはできない」とし、防疫段階を高めるべきだという主張を一蹴した。しかしわずか半月後、社会的距離への復帰を宣言した。ウィズコロナから1カ月半の間に発生した感染者数は、過去2年間の累計感染者の33%、同じ期間の死亡者は累計死亡者の38%にのぼる。十分な準備なく始まったウィズコロナは多くの生命を犠牲にしてブレーキがかかった。
いつまた日常回復へのアクセルを踏むことができるかは分からない。嘉泉大学吉病院のチョン・ジェフン予防医学科教授は「医療対応など社会的に対応できる能力が高まらなければいけない」とし「日常回復とは対応できる被害は甘受しようということだが、どこまで対応できるのか社会的な合意が必要だ」と述べた。梨大木洞病院のチョン・ウンミ呼吸器内科教授は「冬季、国民の警戒心低下、オミクロン株拡大など悪材料が多い状況」とし「このまま2週間強化しても感染者数の意味のある減少は難しいとみられる」と話した。
予想外のワクチン効果急減…「日常回復45日」で感染者4倍、死亡5倍に=韓国(1)
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