「大統領の言葉だけ信じてワクチンで家族を失いました」。
厳しい寒さの中でソウルに雪が降りしきった18日午後4時、西大門区(ソデムング)の独立門の前には40個の遺影が並べられた。悪天候の中でも遺影の横に立つ人たちは過ぎ行く市民に向かって「私たちのくやしい話に耳を傾けてほしい」としてこのように訴えた。彼らは新型コロナウイルスワクチン接種後に家族が死亡した遺族らだった。
◇ワクチン死亡遺族ら遺影とロウソクを手にした
新型コロナウイルスワクチンの副反応被害を訴える人たちが集まった「新型コロナウイルスワクチン被害者家族協議会」はこの日独立門と青瓦台(チョンワデ、大統領府)の前で5回目のろうそく集会を開いた。先月20日に国会前で「ワクチン犠牲者のための追悼式」を開いた後、毎週土曜日に集まった彼らは「われわれの死は韓国政府の人災だ」としてワクチン被害原因究明と因果性認定に対する政府の説明を要求してきた。
ワクチン接種後に異常反応を体験したり死亡した被害者の家族40人ほどが集まったこの日、協議会のキム・ドギョン会長は「何のために遺影を持ってこうしてくやしい心情でこの場に出てこなければならなかったのか国に問いたい」と話した。キム会長は「これがワクチンの安定性は政府が責任を負うと叫んだ言葉の答か。きのうまで元気だった家族がワクチンを打って死亡したのに因果性を問い詰めろという政府の態度を糾弾する」と話した。
新型コロナウイルス予防接種対応推進団によると、ワクチン予防接種が始まった2月26日から今月16日までにワクチン接種後に異常反応が現れ死亡したと疑われる報告は977件だ。協議会が初めての集会を開いた先月20日からの4週間で死亡届の件数は60件増えた。
◇「文在寅は責任を取れ」青瓦台に向け行進
この日のろうそく集会ではワクチン接種後に家族を失った遺族らの証言が続いた。ワクチン接種75日後に高校3年生の息子キム・ジュンウさんを失ったカン・イルヨンさん(46)は江陵(カンルン)からKTXに乗ってソウルにきてマイクを手にした。カンさんは「ワクチンを打たなかったなら息子はいま私のそばにいただろう。息子を見送ってから単にワクチンの副反応に対し心配だけしたからと済むことではないということを悟った」と話した。ワクチンを2回接種したキムさんは血小板減少と多発性脳出血症状が現れ救急室に搬送されてから2日後の10月27日に死亡した。
降りしきる雪がますます強まる状況でも独立門前で2時間ほど集会を行った彼らは午後5時30分ごろ青瓦台に向けた行進を始めた。被害者家族40人ほどはピケとろうそくを手に1車線道路を行進し「文在寅は責任を負え」「鄭銀敬(チョン・ウンギョン)を罷免せよ」「私たちの家族を返せ」「ワクチン被害は政府の責任」などのスローガンを叫んだ。社稷路(サジクロ)と紫霞門路(チャハムンロ)を経て鍾路区(チョンノグ)清雲孝子洞(チョンウン・ヒョジャドン)住民センターまで約2キロメートルを歩く間に市民が彼らの行進とスローガン斉唱を見守った。
◇「人が死んでも因果性言い訳にすべての責任回避」
午後6時30分ごろ青瓦台へ向かう町角にはポリスラインが張られ行進が妨げられると被害者家族はその場で再びろうそく集会を始めた。ワクチン接種後に夫が死亡したパク・ウンシルさん(42)は青瓦台に向け因果性問題を吐露した。パクさんは「文在寅大統領はワクチンで生じるすべての副反応を政府で責任を持つと新年あいさつの際に明確に話した。だが接種後に重症異常反応で苦しむ多くの被害者がおり、死亡事例も増加しているのに因果関係を言い訳にすべての責任を国民に転嫁している」と話した。
協議会は今後も毎週土曜日にろうそく集会を続けるという立場だ。協議会は政府に▽文在寅大統領の約束履行▽異常反応専従コールセンター運営▽自治体別ワクチン副反応治療指定病院選定▽ワクチンの安全性再検討▽被害補償専門委員会の審議内容全部公開▽被害補償審議への被害者家族の参加▽ワクチン被害者特別法制定――などを要求した。
厳しい寒さの中でソウルに雪が降りしきった18日午後4時、西大門区(ソデムング)の独立門の前には40個の遺影が並べられた。悪天候の中でも遺影の横に立つ人たちは過ぎ行く市民に向かって「私たちのくやしい話に耳を傾けてほしい」としてこのように訴えた。彼らは新型コロナウイルスワクチン接種後に家族が死亡した遺族らだった。
◇ワクチン死亡遺族ら遺影とロウソクを手にした
新型コロナウイルスワクチンの副反応被害を訴える人たちが集まった「新型コロナウイルスワクチン被害者家族協議会」はこの日独立門と青瓦台(チョンワデ、大統領府)の前で5回目のろうそく集会を開いた。先月20日に国会前で「ワクチン犠牲者のための追悼式」を開いた後、毎週土曜日に集まった彼らは「われわれの死は韓国政府の人災だ」としてワクチン被害原因究明と因果性認定に対する政府の説明を要求してきた。
ワクチン接種後に異常反応を体験したり死亡した被害者の家族40人ほどが集まったこの日、協議会のキム・ドギョン会長は「何のために遺影を持ってこうしてくやしい心情でこの場に出てこなければならなかったのか国に問いたい」と話した。キム会長は「これがワクチンの安定性は政府が責任を負うと叫んだ言葉の答か。きのうまで元気だった家族がワクチンを打って死亡したのに因果性を問い詰めろという政府の態度を糾弾する」と話した。
新型コロナウイルス予防接種対応推進団によると、ワクチン予防接種が始まった2月26日から今月16日までにワクチン接種後に異常反応が現れ死亡したと疑われる報告は977件だ。協議会が初めての集会を開いた先月20日からの4週間で死亡届の件数は60件増えた。
◇「文在寅は責任を取れ」青瓦台に向け行進
この日のろうそく集会ではワクチン接種後に家族を失った遺族らの証言が続いた。ワクチン接種75日後に高校3年生の息子キム・ジュンウさんを失ったカン・イルヨンさん(46)は江陵(カンルン)からKTXに乗ってソウルにきてマイクを手にした。カンさんは「ワクチンを打たなかったなら息子はいま私のそばにいただろう。息子を見送ってから単にワクチンの副反応に対し心配だけしたからと済むことではないということを悟った」と話した。ワクチンを2回接種したキムさんは血小板減少と多発性脳出血症状が現れ救急室に搬送されてから2日後の10月27日に死亡した。
降りしきる雪がますます強まる状況でも独立門前で2時間ほど集会を行った彼らは午後5時30分ごろ青瓦台に向けた行進を始めた。被害者家族40人ほどはピケとろうそくを手に1車線道路を行進し「文在寅は責任を負え」「鄭銀敬(チョン・ウンギョン)を罷免せよ」「私たちの家族を返せ」「ワクチン被害は政府の責任」などのスローガンを叫んだ。社稷路(サジクロ)と紫霞門路(チャハムンロ)を経て鍾路区(チョンノグ)清雲孝子洞(チョンウン・ヒョジャドン)住民センターまで約2キロメートルを歩く間に市民が彼らの行進とスローガン斉唱を見守った。
◇「人が死んでも因果性言い訳にすべての責任回避」
午後6時30分ごろ青瓦台へ向かう町角にはポリスラインが張られ行進が妨げられると被害者家族はその場で再びろうそく集会を始めた。ワクチン接種後に夫が死亡したパク・ウンシルさん(42)は青瓦台に向け因果性問題を吐露した。パクさんは「文在寅大統領はワクチンで生じるすべての副反応を政府で責任を持つと新年あいさつの際に明確に話した。だが接種後に重症異常反応で苦しむ多くの被害者がおり、死亡事例も増加しているのに因果関係を言い訳にすべての責任を国民に転嫁している」と話した。
協議会は今後も毎週土曜日にろうそく集会を続けるという立場だ。協議会は政府に▽文在寅大統領の約束履行▽異常反応専従コールセンター運営▽自治体別ワクチン副反応治療指定病院選定▽ワクチンの安全性再検討▽被害補償専門委員会の審議内容全部公開▽被害補償審議への被害者家族の参加▽ワクチン被害者特別法制定――などを要求した。
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