韓国では新型コロナウイルス感染症（新型肺炎）の拡大が続いている中、１６日には重症患者が１０００人に迫り、連日最多記録を更新している。

韓国中央防疫対策本部はこの日０時基準で新規感染者が７６２２人だと明らかにした。これにより累積感染者数は５４万４１１７人となった。

新規感染者数は前日（７８５０人）より２２８人少ない。だが、先週水曜日７１０２人（発表日基準・木曜日）と比較すると５２０人多く、流行傾向は引き続き拡大の様相を呈している。


重篤患者はこの日９８９人で再び最多を記録した。今月８日に初めて重症患者８００人台となってから６日後の１４日には９００人を超えた。重篤患者数は１４日９０６人、１５日９６４人に続き、この日まで３日連続９００人台を記録し、１０００人に肉薄する水準まで高まった。

新型コロナの死亡者は６２人増えて４５１８人になり、平均致命率は０．８３％となっている。

段階的日常回復（ウィズコロナ）が始まってから最近５０００～７０００人台の感染者が連日報告されて重篤患者も急増し、医療システムが事実上麻ひ状態に陥ると、韓国政府は結局距離確保措置を再び強化することにした。

これに伴い、１８日から全国では私的な集まりの許容人数上限は首都圏・非首都圏の区別なく４人に制限される。全国の飲食店・カフェは午後９時まで営業することができ、各種施設も業種によって午後９～１０時に営業を終了しなければならない。