オーストラリアを国賓訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が13日午前、キャンベラ国会議事堂を訪問してスコット・モリソン豪首相とともに単独首脳会談に先立ち記念撮影を行っている。[写真 青瓦台]
米中葛藤の渦中で中国との経済的関係を考慮すると、韓国政府の立場としては外交的ボイコットは困惑すべき事態だ。そのためなおのこと戦略的曖昧性を維持して実利的な対処が必要なところだが、文大統領自ら外交的カードを早々と見せてしまった。米国との同盟と中国との関係をどちらも考慮しなければならない日本政府の対処と比較すると対照的だ。日本は政府高位層の明示的な立場発表はなく、東京五輪組織委員長を務めた長官出身の議員を派遣することにしたとメディアが伝えるだけだ。ボイコットにも応じつつ、中国の体面も立てる折衝点だ。
この記事を読んで…