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オミクロン株の確実な兆候、夜になれば分かる…南アが突き止めた特異な症状

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

オミクロン株のスパイク3Dイメージ(右側の四角の中)はオミクロン株でスパイク部分イメージだけを別途表示した。金宇柱(キム・ウジュ)教授は「丸い形のウイルスから突起部分のスパイクだけを別に取り外してイメージを実現したものと理解してほしい」と説明した。[写真 世界保健機関ホームページ、バンビーノ・ジェズ病院ツイッターキャプチャー]

オミクロン株に感染した場合、従来の新型コロナウイルスやデルタ株など他の変異株と区別される症状は何か。南アフリカ共和国の保健省は会見で「オミクロン株の確実な症状は『夜にかく汗』」と発表した。南アフリカは世界保健機関(WHO)にオミクロン株を世界で初めて報告した国であり、オミクロン株の震央地とみられている。



12日(現地時間)、英紙エクスプレスやミラーなどによると、南アフリカ保健省のブリーフィングに出席したウンベン・ピレイ(Unben Pillay)博士は「オミクロン株に感染したという確実な兆候の一つが夜に現れる」とし「オミクロン株に感染した患者は夜になると汗をかくことが確認された」と話した。ピレイ博士は「涼しいところで寝ているのに、寝衣や寝具がぐっしょりと濡れるほど夜に汗をかく症状を示したオミクロン感染者もいた」と伝えた。


AP通信によると、ハウテン州で開業医をしているピレイ博士は一日に数十人のオミクロン感染者を診療している。ハウテン州は南アフリカで人口が最も多く、オミクロン感染者が急増している場所のひとつだ。ピレイ博士は南アフリカ全域の医師5000人が所属する協会の取締役でもある。

新型コロナの症状は人によってさまざまだが、発熱・せき・筋肉痛・頭痛・疲労感などが主要な症状だ。これに加えて従来のコロナウイルスは「嗅覚・味覚の鈍化」、デルタ株は「鼻水」が特に顕著な症状として挙げられてきた。反面、オミクロン株は既存のコロナ症状として知られているせき・発熱・疲労感以外にはこれまで特異な症状はこれといってなかった。

南アフリカでオミクロン株を初めて発見したアンジェリーク・クッツェー博士は「オミクロン感染者は嗅覚や味覚を失ったり鼻水が出たりせず、デルタに感染した時に現れる特異症状はない」という見解を明らかにしたことがある。

ところがピレイ博士はオミクロン感染者の著しい症状に「夜間の汗」を挙げた。従来のコロナウイルスやデルタ株の特異症状で夜の汗が指摘されたことはなかった。ただしピレイ博士はオミクロン感染者のうち何人が夜に汗をかいたかなどの具体的なデータは示していない。南アフリカ以外の他地域の感染者からもこのような症状が報告されたかどうかは分からない。

また、ピレイ博士によると、彼が診療したオミクロン感染者の大部分は症状が軽微で10~14日間の隔離期間中に回復する場合が多かった。オミクロン株に感染してもワクチンを接種した人は症状が相対的に軽いことが分かった。ただしピレイ博士は「オミクロン株が報告されてそれほど経過していないので、多くのデータが必要」と述べた。



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