「少女時代のようなグローバルアーティストになりたくて来ました」。
ぎこちないがきちんと韓国語で話した彼女はにっこり笑った。濵松里緒菜は3カ月前に韓国の8人組ガールグループ「PoshGirls(ポッシュガールズ)」としてデビューした新人だ。
K-POPに憧れ世界各地から練習生が集まるのはもはやニュースではない。また、アイドル産業の先駆者だった日本からやってくるのも珍しくないことになってしまった。だが里緒菜の場合は少し独特だ。
彼女は日本のトップガールズグループであるAKB48でデビューした経験がある。2014年にデビューしてから3年間AKB48のメンバーとして活動した彼女は、2017年にチームを卒業し韓国の舞台のドアをノックして4年ぶりに再デビューすることになった。それでは彼女はなぜ何の保証もない韓国であえて新人から始めようとしたのだろうか。
先月23日に会った里緒菜は「グローバルな可能性」を挙げた。彼女は「幼い時から世界的アーティストになりたかった。AKB48は日本だけで活動するのに対しK-POPは世界的な音楽ジャンルになったのでK-POPアイドルになると誓った」と話した。
彼女が韓国行きを選んだのはチームメンバーの活動も刺激剤になった。
AKB48のチーム8で一緒に活動した本田仁美、下尾みうは2018年に『プロデュース48』に参加した。本田仁美はIZ*ONEとしてデビューし韓国と日本などで大きな人気を集めるガールズグループのメンバーとして活動することになった。彼女は「『プロデュース48』を見ながら本田仁美や下尾みうと常にLINEで連絡した。『がんばって!』と言ってくれ、彼女たちの活躍を見て韓国に来たいという気持ちがさらに強くなった」と話した。
彼女がK-POPに憧れることになったきっかけは少女時代だ。
「中学生の時に少女時代が好きで、ユーチューブに少女時代の歌とダンスをまねたカバーダンスをたくさん上げた」と恥ずかしそうに話した里緒菜は最も好きな歌として『GENIE』を挙げた。彼女は「すべての曲が好きだが私が聞いた最初の少女時代の歌なのでいちばん好き」と説明した。
AKB48卒業後に個人活動を続けながらK-POPに進出するための機会をうかがっていた彼女は、2020年7月に現在の所属事務所が実施したK-POPガールズグループの日本人メンバー選抜オーディションに参加し1位となった。中学生の時から夢見たK-POPの舞台に立つことになったのだ。「とてもうれしかった。幼い時から持っていた夢を知っていた両親も外国に送るという不安や心配よりは『本当に良い結果』と喜んで応援してくれている」と話した。
日本の舞台ならAKB48というバックグラウンドを掲げることができるが、韓国ではそうではなかった。新人として最初から始めなければならない状況だ。特にキレのあるダンスなど完成度の高いパフォーマンスを強調するK-POPを習うのに苦戦したという。「デビューするまでの1年ほどトレーニングがとても大変だった」という彼女は「同じ日本人メンバーががんばろうとお互いを励ました」と話した。PoshGirlsはメンバー7人のうち4人が日本人だ。彼女を除いては今回が初めてのデビューだ。
韓国と日本は世界のアイドル市場の二大山脈だ。それなら韓国と日本の両方で活動してみた彼女が感じる違いは何だろうか。
里緒菜は「育成」と「ファン文化」を挙げた。彼女は「日本のアイドルはファンとともに成長しその過程に意味をもたせるが、韓国はデビュー前に練習生としてトレーニングしデビュー時にはすでに完璧なパフォーマンスを見せる。そのためK-POPアイドルがより洗練されて見えるのだろう」と説明した。
また、日本はファンと会う定期的な「握手会」という行事がある。一種のファンミーティングで、訪れたファンと次々に握手し軽い対話をする時間だ。AKB48の場合、握手会に1日10万人のファンが訪れて話題になったりもした。
里緒菜は「日本では実力を備えることも重要だがファンと会って疎通する時間がとても強調される。機会があれば韓国でも握手会のよう行事をやりたい。新型コロナウイルスなのでオフライン活動が多くできず、よりそのように思う」と話した。
里緒菜は先月ソロアルバム『Tell me why』をリリースした。デビュー3カ月目の新人である彼女は夢も大きい。里緒菜は「PoshGirlsとして毎年末にMAMAアワードとゴールデンディスク賞の舞台に立ちたい。また、個人的には世界的アーティストに成長しワールドツアーもしたい」と話した。その上で「韓国で必ずその夢をかなえられると確信する」として笑った。
ぎこちないがきちんと韓国語で話した彼女はにっこり笑った。濵松里緒菜は3カ月前に韓国の8人組ガールグループ「PoshGirls(ポッシュガールズ)」としてデビューした新人だ。
K-POPに憧れ世界各地から練習生が集まるのはもはやニュースではない。また、アイドル産業の先駆者だった日本からやってくるのも珍しくないことになってしまった。だが里緒菜の場合は少し独特だ。
彼女は日本のトップガールズグループであるAKB48でデビューした経験がある。2014年にデビューしてから3年間AKB48のメンバーとして活動した彼女は、2017年にチームを卒業し韓国の舞台のドアをノックして4年ぶりに再デビューすることになった。それでは彼女はなぜ何の保証もない韓国であえて新人から始めようとしたのだろうか。
先月23日に会った里緒菜は「グローバルな可能性」を挙げた。彼女は「幼い時から世界的アーティストになりたかった。AKB48は日本だけで活動するのに対しK-POPは世界的な音楽ジャンルになったのでK-POPアイドルになると誓った」と話した。
彼女が韓国行きを選んだのはチームメンバーの活動も刺激剤になった。
AKB48のチーム8で一緒に活動した本田仁美、下尾みうは2018年に『プロデュース48』に参加した。本田仁美はIZ*ONEとしてデビューし韓国と日本などで大きな人気を集めるガールズグループのメンバーとして活動することになった。彼女は「『プロデュース48』を見ながら本田仁美や下尾みうと常にLINEで連絡した。『がんばって!』と言ってくれ、彼女たちの活躍を見て韓国に来たいという気持ちがさらに強くなった」と話した。
彼女がK-POPに憧れることになったきっかけは少女時代だ。
「中学生の時に少女時代が好きで、ユーチューブに少女時代の歌とダンスをまねたカバーダンスをたくさん上げた」と恥ずかしそうに話した里緒菜は最も好きな歌として『GENIE』を挙げた。彼女は「すべての曲が好きだが私が聞いた最初の少女時代の歌なのでいちばん好き」と説明した。
AKB48卒業後に個人活動を続けながらK-POPに進出するための機会をうかがっていた彼女は、2020年7月に現在の所属事務所が実施したK-POPガールズグループの日本人メンバー選抜オーディションに参加し1位となった。中学生の時から夢見たK-POPの舞台に立つことになったのだ。「とてもうれしかった。幼い時から持っていた夢を知っていた両親も外国に送るという不安や心配よりは『本当に良い結果』と喜んで応援してくれている」と話した。
日本の舞台ならAKB48というバックグラウンドを掲げることができるが、韓国ではそうではなかった。新人として最初から始めなければならない状況だ。特にキレのあるダンスなど完成度の高いパフォーマンスを強調するK-POPを習うのに苦戦したという。「デビューするまでの1年ほどトレーニングがとても大変だった」という彼女は「同じ日本人メンバーががんばろうとお互いを励ました」と話した。PoshGirlsはメンバー7人のうち4人が日本人だ。彼女を除いては今回が初めてのデビューだ。
韓国と日本は世界のアイドル市場の二大山脈だ。それなら韓国と日本の両方で活動してみた彼女が感じる違いは何だろうか。
里緒菜は「育成」と「ファン文化」を挙げた。彼女は「日本のアイドルはファンとともに成長しその過程に意味をもたせるが、韓国はデビュー前に練習生としてトレーニングしデビュー時にはすでに完璧なパフォーマンスを見せる。そのためK-POPアイドルがより洗練されて見えるのだろう」と説明した。
また、日本はファンと会う定期的な「握手会」という行事がある。一種のファンミーティングで、訪れたファンと次々に握手し軽い対話をする時間だ。AKB48の場合、握手会に1日10万人のファンが訪れて話題になったりもした。
里緒菜は「日本では実力を備えることも重要だがファンと会って疎通する時間がとても強調される。機会があれば韓国でも握手会のよう行事をやりたい。新型コロナウイルスなのでオフライン活動が多くできず、よりそのように思う」と話した。
里緒菜は先月ソロアルバム『Tell me why』をリリースした。デビュー3カ月目の新人である彼女は夢も大きい。里緒菜は「PoshGirlsとして毎年末にMAMAアワードとゴールデンディスク賞の舞台に立ちたい。また、個人的には世界的アーティストに成長しワールドツアーもしたい」と話した。その上で「韓国で必ずその夢をかなえられると確信する」として笑った。
この記事を読んで…