韓国政府が主催する2021ソウル国連平和維持活動(PKO)閣僚級会合が開幕した。国連平和維持活動を強化して国際社会への寄与を促進するための会議で、アジアの国が主催するのは初めてだ。
◆76カ国の閣僚・次官級がオンライン演説
PKO閣僚級会合は世界155カ国の外務・国防閣僚級を対象とする国連平和維持活動分野の最大規模の会議だ。今回の会議は7日から2日間の日程で行われ、76カ国の閣僚・次官級がオンライン演説をする計画だ。6日正午を基準に15カ国の外相、29カ国の国防相、1カ国の報勲相、20カ国の次官級が発言のために登録した。
今回の会議は当初、対面方式で準備され、新型コロナ事態以降では最大規模の対面国際会議になると期待されていた。しかし最近、新型コロナ変異ウイルスのオミクロン株が世界的に拡大し、1日にテレビ会議形式に転換した。
この日の開幕式で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は映像で祝辞を述べ、平和に対する人類共同の切実な希望と、開発途上国から最初に先進国になった韓国の平和と再建への寄与の意志を強調したと、外交部は明らかにした。また文大統領は「わが国は効果的で安全な国連平和維持活動のために、平和維持軍の技術と医療力量の強化に積極的に寄与していく」と述べた。
国連のグテーレス事務総長も歓迎の映像メッセージで、航空資産への寄与、パートナーシップの構築、責任性の強化、女性の参加拡大など平和維持活動強化に向けた加盟国の支援を要請した。
続いて鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は開会のあいさつで「ソウルPKO閣僚級会合が未来の需要に合うPKOの実現に向けた国際社会の政治的意志と公約を結集するのに寄与することを望む」とし「平和は努力なく与えられるものではない。韓半島(朝鮮半島)の停戦状態を終息させ、より恒久的な平和体制に変えていくべきだ」と強調した。
徐旭(ソ・ウク)国防部長官も「平和維持活動の効率化に向けた国連の努力を支持し、加盟国の寄与の公約は平和と繁栄の原動力になるだろう」と述べた。
今回の会合に出席するため訪韓したジャン=ピエール・ラクロワ平和維持活動事務次長、アトゥール・カレ国連フィールド支援担当事務次長、キャサリン・ポラード 管理戦略・政策・コンプライアンス担当国連事務次長、PKO派兵参加者らも開幕式の現場に出席した。
政府は開幕式で「ソウル・イニシアチブ」を発表し、PKOの技術と医療力量強化に向けた韓国の寄与の意志を表明し、支援が必要な優先分野9項目を提示した。技術分野では▼スマートキャンプ構築および試験事業▼技術活用のための訓練▼専門家人材の提供▼財政-兵力寄与国間のパートナーシップ、医療分野では▼任務団医療支援計画の樹立▼平和維持要員の医療力量強化▼負傷者医療後送(CASEVAC)▼精神健康戦略の準備▼遠隔医療など技術の拡大--。
一方、鄭長官はこの日、ソウル鍾路区(チョンノグ)外交部庁舎で訪韓中の国連事務次長団と会った。この席で鄭長官は、韓国の2024-25年任期の国連安全保障理事会非常任理事国入りに対する支持を要請した。国連事務次長団は流動的な新型コロナ状況でも韓国が主催国としてPKO閣僚級会合を準備してきたことに感謝の意を伝えたと、外交部は明らかにした。
◆潘基文元国連事務総長、国連米国大使らが基調演説
今回のPKO閣僚級会合は▼平和の持続化▼パートナーシップ・訓練・力量強化▼任務遂行能力▼民間人保護および安全--の議題で4つのセッションが進行される。開幕式に続いて開かれる「平和の持続化」関連の第1セッションは鄭長官が議長を務める。英国、中国、カナダなど20カ国の閣僚・次官級がオンライン演説で各国の関連公約を発表する予定だ。
続く第2セッションは「パートナーシップ、訓練、力量強化」が議題で、アトゥール・カレ国連フィールド支援担当事務次長が担当する。徐旭国防長官が基調発言をし、国連スマートキャンプ、ヘリコプター資産供与など平和維持要員の安全と任務遂行条件を画期的に改善するための韓国の公約を明らかにする。
8日には「任務遂行能力」を主題に第3セッションが開かれるが、潘基文(パン・ギムン)元国連事務総長が特別演説をする予定だ。同日の第4セッションではリンダ・トマス=グリーンフィールド米国国連大使が基調発言をする。
◆76カ国の閣僚・次官級がオンライン演説
PKO閣僚級会合は世界155カ国の外務・国防閣僚級を対象とする国連平和維持活動分野の最大規模の会議だ。今回の会議は7日から2日間の日程で行われ、76カ国の閣僚・次官級がオンライン演説をする計画だ。6日正午を基準に15カ国の外相、29カ国の国防相、1カ国の報勲相、20カ国の次官級が発言のために登録した。
今回の会議は当初、対面方式で準備され、新型コロナ事態以降では最大規模の対面国際会議になると期待されていた。しかし最近、新型コロナ変異ウイルスのオミクロン株が世界的に拡大し、1日にテレビ会議形式に転換した。
この日の開幕式で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は映像で祝辞を述べ、平和に対する人類共同の切実な希望と、開発途上国から最初に先進国になった韓国の平和と再建への寄与の意志を強調したと、外交部は明らかにした。また文大統領は「わが国は効果的で安全な国連平和維持活動のために、平和維持軍の技術と医療力量の強化に積極的に寄与していく」と述べた。
国連のグテーレス事務総長も歓迎の映像メッセージで、航空資産への寄与、パートナーシップの構築、責任性の強化、女性の参加拡大など平和維持活動強化に向けた加盟国の支援を要請した。
続いて鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は開会のあいさつで「ソウルPKO閣僚級会合が未来の需要に合うPKOの実現に向けた国際社会の政治的意志と公約を結集するのに寄与することを望む」とし「平和は努力なく与えられるものではない。韓半島(朝鮮半島)の停戦状態を終息させ、より恒久的な平和体制に変えていくべきだ」と強調した。
徐旭(ソ・ウク)国防部長官も「平和維持活動の効率化に向けた国連の努力を支持し、加盟国の寄与の公約は平和と繁栄の原動力になるだろう」と述べた。
今回の会合に出席するため訪韓したジャン=ピエール・ラクロワ平和維持活動事務次長、アトゥール・カレ国連フィールド支援担当事務次長、キャサリン・ポラード 管理戦略・政策・コンプライアンス担当国連事務次長、PKO派兵参加者らも開幕式の現場に出席した。
政府は開幕式で「ソウル・イニシアチブ」を発表し、PKOの技術と医療力量強化に向けた韓国の寄与の意志を表明し、支援が必要な優先分野9項目を提示した。技術分野では▼スマートキャンプ構築および試験事業▼技術活用のための訓練▼専門家人材の提供▼財政-兵力寄与国間のパートナーシップ、医療分野では▼任務団医療支援計画の樹立▼平和維持要員の医療力量強化▼負傷者医療後送(CASEVAC)▼精神健康戦略の準備▼遠隔医療など技術の拡大--。
一方、鄭長官はこの日、ソウル鍾路区(チョンノグ)外交部庁舎で訪韓中の国連事務次長団と会った。この席で鄭長官は、韓国の2024-25年任期の国連安全保障理事会非常任理事国入りに対する支持を要請した。国連事務次長団は流動的な新型コロナ状況でも韓国が主催国としてPKO閣僚級会合を準備してきたことに感謝の意を伝えたと、外交部は明らかにした。
◆潘基文元国連事務総長、国連米国大使らが基調演説
今回のPKO閣僚級会合は▼平和の持続化▼パートナーシップ・訓練・力量強化▼任務遂行能力▼民間人保護および安全--の議題で4つのセッションが進行される。開幕式に続いて開かれる「平和の持続化」関連の第1セッションは鄭長官が議長を務める。英国、中国、カナダなど20カ国の閣僚・次官級がオンライン演説で各国の関連公約を発表する予定だ。
続く第2セッションは「パートナーシップ、訓練、力量強化」が議題で、アトゥール・カレ国連フィールド支援担当事務次長が担当する。徐旭国防長官が基調発言をし、国連スマートキャンプ、ヘリコプター資産供与など平和維持要員の安全と任務遂行条件を画期的に改善するための韓国の公約を明らかにする。
8日には「任務遂行能力」を主題に第3セッションが開かれるが、潘基文(パン・ギムン)元国連事務総長が特別演説をする予定だ。同日の第4セッションではリンダ・トマス=グリーンフィールド米国国連大使が基調発言をする。
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