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中国軍用機が「台湾洞窟基地攻撃」武力示威

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

中国のJ-10戦闘機 [写真 国防部提供]

中国軍用機が28日、台湾の防空識別圏(ADIZ)に無断進入し、武力示威をした。今回は初めて空中給油機を動員した。中国が有事の際、台湾をどう攻撃するかを示したという評価だ。

台湾国防部によると、ADIZに無断進入した中国軍の戦闘機・爆撃機など軍用機は27機。これまで一日基準で最も多くの中国軍用機が台湾ADIZに進入したのは10月4日の56機だ。

具体的に中国軍のKJ-500空中早期警戒管制機2機、Y-9電子戦機1機、H-6爆撃機5機、Y-20空中給油機1機とJ-10戦闘機4機、J-16戦闘機2機が台湾南西部ADIZを進入した。これら中国軍用機は台湾とフィリピンの間のバシー海峡を通過して台湾南東部の海域まで飛行した。


これとは別に中国軍J-16(6機)、J-11(4機)、J-10(2機)の計12機の戦闘機も台湾南西部ADIZに入った。台湾国防部は戦闘機を出撃させ、対空ミサイルレーダーで中国軍飛行機を追跡したと明らかにした。

空中給油機は作戦中の軍用機に燃料を補給するため、基地に戻る必要がなく、作戦時間を延長できる。中国軍は空中給油能力が不足するという評価を受けていた。このため中国がストライクパッケージ(攻撃編隊軍)を誇示したとみられる。攻撃編隊軍は攻撃任務のためにそれぞれ異なる種類の軍用機で構成される。中国軍は爆撃機と戦闘機のほか、空中早期警戒管制機、電子戦機、空中給油機などの支援機を加えた。

台湾を攻撃する場合、H-6が巡航ミサイルを発射して台湾の目標物を打撃し、戦闘機はこれを護衛するとみられる。早期警戒管制機は、中国軍用機を迎撃する台湾・米国戦闘機の接近を監視する。電子戦機は各種電子攻撃で台湾のレーダーと通信を無力化する。空中給油機は燃料補給を担う。

また、中国軍用機が台湾南部に戻るコースに注目すべきというのが専門家らの説明だ。中国軍事専門家のキム・テホ翰林国際学大学院教授は「中国は台湾後方にある核心空軍基地に対する打撃能力を誇示した」と説明した。台湾は花蓮・台東空軍基地を山を掘って地下に建設した。開戦初期に中国のミサイル攻撃から戦闘機戦力を保存するための対策だ。

両基地の格納庫は東側の太平洋側を向いている。花蓮基地を攻撃するには、台湾の南側に飛行し、北側に方向を変えた後、太平洋から西側に向かって攻撃する必要がある。

一部では有事の際、台湾を支援する米軍戦闘艦を狙って実施した訓練という解釈もある。沖縄、グアム、ハワイから米国戦闘艦が台湾に接近する時に撃沈するということだ。



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