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「すでに医療崩壊」韓国、すべて埋まった集中治療室…呼吸器つけて救急室で順番待ち(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ほとんどの医療機関はすでにコロナ重症患者用病床を確保するために一般の集中治療室を減らした状態だ。救急室の患者を移動させる重症患者用病床が足りなくなっている。現場では病院間を移送する救急車が集中治療室を探そうと「OO病院、重症患者用病床はありますか」という電話の問い合わせがひっきりなしに入ってくるという。さらに季節的に脳卒中や心筋梗塞、肺炎患者などが増加する時期だ。

首都圏の大学病院関係者は「(新型コロナ患者ではない)脳出血・肺血症の患者を集中治療室で治療しなければいけないのに、救急室にずっと横たえられたままだ」としながら「救急室に重症患者が長時間留まっていると、急病患者も処置が遅れることになる。このような悪循環が繰り返されている」と話した。

カトリック大学汝矣島(ヨイド)聖母病院麻酔科のホン・ソンジン教授は「一般患者の集中治療室を減らしたため、救急室に来た重症患者が入院する場所が見つからず、路上をさまよう」とし「外科系患者が手術を受けられない状況にまではならないと思うが、肺炎や肝硬変など内科の重症患者が被害を受けている。集中治療室は本来80~100%稼動していて、普段も余裕がない」と訴えた。


続いて「(政府が)の重篤患者が500人になれば(許可)病床の4%を動員するというが、内科系の集中治療室の半分を出さなければならなくなる」とし「そうなると(一般重症患者の被害が)深刻化する。このような状況が発生しているにもかかわらず、(政府は)心配している様子もない」と付け加えた。

専門家は非常計画を綿密に立てなければならないと訴える。高麗(コリョ)大学医大予防医学教室のチェ・ジェウク教授は「政府が最悪・最善・中間シナリオを置いて備えるコンティンジェンシープラン(非常計画)を作っておくべきだった」とし「メディカルサービス提供者のようにシナリオ別に協議して対策を練っておくべきなのにそうしていない」と批判した。

ホン教授は「上級総合病院だけ(病床を)動員するのではなく、一般総合病院もできることはないか考えなければならない」とし「公共病院の病床をたくさん空けて、民間病院の医療スタッフを派遣して診療する方式を検討するべきだ。上級病院徴発方式ではウィズコロナの長期化に対応することはできない」と提案した。


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