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豪州産石炭禁止が呼んだ尿素バタフライ効果、いつでも再発する恐れ=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

トラック駐車場の写真。尿素水の不足により来年初めにもトラック運送大乱が発生する可能性があるとの懸念が拡大している。[中央フォト]

韓国政府が10日、中国の通関で足止めされていた尿素1万8700トンが近く韓国国内に入ってくると明らかにした。これは3カ月分の尿素水を作ることができる量で、船積みさえされれば尿素水大乱は一段落する見通しだ。尿素1トンは蒸溜水を混ぜて尿素水3トンになる。中国の尿素輸出制限で始まった尿素水不足は物流・運送・建設業など産業界全般に直撃弾を飛ばした。尿素水大乱勃発と見通しをQ&Aで整理した。

Q:尿素水大乱が残したもの

A:韓国自動車研究院のイ・ハング研究委員は「産業界と政府ともに今回の問題でグローバルバリューチェーンがそれだけ複雑でこまかく構成されていることを実感しただろう」と話した。彼は「特定部品の供給不足はいつでも起きる可能性がある。問題が生じた時に外交的チャンネルなど時宜適切な対処が必要だ」と強調した。


Q:尿素水大乱はなぜ起きた

A:今回の事態は中国からの尿素輸入が閉ざされて始まった。発端は1年前にさかのぼる。中国はオーストラリアが米国主導のクアッドに加わったことを受けオーストラリア産石炭の輸入を禁止した。だがこれがブーメランとなり中国は石炭が不足し電力を作れない状況になった、このため石炭から抽出する尿素の生産も円滑でなくなり、中国当局は先月尿素に対しCIQラベル義務化制度を施行した。中国に依存してきた韓国は尿素供給不足に陥り、尿素水がなければ運行が難しいディーゼルエンジン車が直撃弾を受けた。

Q:韓国にはなぜ尿素工場がないのか

A:ロッテ精密化学(旧サムスン精密化学)が2011年まで尿素を生産した。韓国最後の尿素工場だ。いま尿素は中国をはじめとする開発途上国で主に生産するが、ロッテ精密化学はこれら企業に比べてコスト競争力で押された。ロッテ精密化学が使ったナフサ抽出方式は中東の天然ガス基盤や中国の石炭基盤より製造コストが高い。

Q:尿素と尿素水はどのように作るのか

A:石炭などから抽出したアンモニアから作る。尿素はアンモニアと二酸化炭素を高温・高圧で反応させて生産するが、難しい技術力が必要なものではない。設備だけ備えれば難なく尿素を生産できる。車両用尿素水は純粋な水に精製した尿素を混ぜて作る。この過程で何回もフィルターを通過させて不純物を除去する。農業用・産業用を車両用として使うのが難しい理由だ。

Q:尿素水と排気ガス低減

A:尿素水は排気ガス低減装置のひとつであるSCRシステムで核心的な役割をする。排気ガスのうち窒素酸化物(NOx)に尿素水を噴霧すると触媒反応を起こして水と窒素に変換される。エンジンから多量に発生する一酸化炭素を減らす効果があり、燃費を改善してくれる。


豪州産石炭禁止が呼んだ尿素バタフライ効果、いつでも再発する恐れ=韓国(2)

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