２０１０年に攻撃を受けて沈没した韓国の艦艇「天安」が、対潜水艦能力を備えた最新型護衛艦として復活する。

海軍と防衛事業庁は９日午後に蔚山（ウルサン）現代重工業で新型護衛艦７番艦「天安」の進水式を開く。２８００トン級の「天安」は全長１２２メートル、全幅１４メートル、全高３５メートルで、５インチ艦砲、艦対艦誘導弾、戦術艦対地誘導弾、近接防御武器体系などを備えている。過去の「天安」（ＰＣＣ－７７２）に比べて対潜水艦作戦能力を大幅に強化したのが特徴だ。

艦艇の生存の可能性を高めた中、潜水艦の標的を攻撃できる長距離対潜水魚雷「ホンサンオ（紅鮫）」、遠距離でも潜水艦を探知できる曳航ソナーなど過去の「天安」にはなかった武器と装備を搭載している。


また、海上作戦ヘリコプター１機を運用できるほか、エンジンとしてガスタービンと推進電動機を混用するハイブリッド推進体系を採択し、水中の騒音を減らした。

海軍が運用中で１５００トン級護衛艦と１０００トン級哨戒艦を代替する「天安」は試運転評価を経て２０２３年に海軍に公式的に引き渡され、戦力化過程を終えた後、第２艦隊の主力艦艇として北方限界線（ＮＬＬ）守護任務に投入される予定だ。