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韓国型ロケット「ヌリ号」、来年5月の成功の課題は…涙見せた政策官の一言(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◆7トンエンジン燃焼早期停止の原因究明へ

ただ「最後の階段」を越えられなかったのは、3段目ロケットを推進した7トンエンジンが想定より早く燃焼を終えたからだ。もともと3段目ロケットを推進する7トン級液体エンジンは燃料を521秒間燃やしてダミー衛星を分離する予定だった。しかし計画より46秒短い475秒後に燃焼が終了した。

ダミー衛星が地球軌道に乗るには一定水準以上の加速度で軌道に進入しなければならないが、予定よりも早く液体エンジンが停止したため、ダミー衛星も十分な速度を出せなかった。航宇研のコ・ジョンファン発射体開発本部長は「物体が少なくとも1秒あたり6.5キロの速度に到達してこそ地球軌道に乗るが、ダミー衛星の速度は最高1秒あたり6.4キロであり、軌道に進入できなかった」と説明した。


来年5月にまた打ち上げられる「ヌリ号」が成功するためには、3段目のロケット推力問題を解決しなければならない。科学技術情報通信部は航宇研の研究陣と外部専門家が参加する発射調査委員会を構成し、原因の究明に入った。

この過程で7トンエンジンが予定より早く燃焼を終えた背景も明らかになるとみられる。航宇研はひとまずエンジン自体には問題がなかったと推定している。また燃料不足によって燃焼が止まったのでもないというのが、コ・ジョンファン本部長の説明だ。

しかし明確な原因究明はデータ分析が終わるまでは把握するのが難しい。航宇研のオ・スンヒョプ発射体推進機関開発部長は「エンジン供給系やタンク減圧システムに問題があった可能性もあり、電子装備が燃焼終了命令を誤って伝送したのかもしれない」と話した。続いて「3段目の推進系システムだけでも数十個のバルブが入るので、一部のバルブ誤作動の可能性もある」とし「遠隔計測データと電子装備入出力データを分析してこそ結論を出すことができる」と説明した。


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