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【時論】ノーベル平和賞をジャーナリストが受賞した理由

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
今年のノーベル平和賞はフィリピンのジャーナリスト、マリア・レッサ氏とロシアのジャーナリスト、ドミトリー・ムラートフ氏が共同受賞した。ジャーナリストがノーベル平和賞を受賞したのはドイツが第1次世界大戦後秘密裏に再武装しているという事実を暴露したドイツのカール・フォン・オシエツキー(1889~1938)が1935年に受賞してから86年ぶりだ。

この数年間ノーベル平和賞の価値が大きく下落したという指摘が多かったが、今年は平和賞の価値をまともに生かしたようだ。事実ノーベル平和賞をめぐる議論は少なくなかった。代表的事例が2019年に受賞したエチオピアのアビィ・アハメド首相だ。彼は2018年に執権すると政治犯釈放など民主的改革を推進し、エリトリアとの国境紛争を解決した功労で受賞したが、その後は少数民族を弾圧し集団虐殺と性暴力を放置した。平和とは距離のある独裁スタイルを見せ、「ノーベル平和賞の屈辱」という非難を受けた。

今年の受賞者マリア・レッサ氏はCNN記者出身で、オンライン調査報道メディア「ラップラー」の共同設立者だ。フィリピンのドゥテルテ大統領が麻薬掃討を掲げて人権を踏みにじりフェイクニュースを乱発して批判者を弾圧したことを辛辣に報道した。権力批判のために逮捕されるなど政治的弾圧を受けたが屈しなかった。またもう1人の受賞者ドミトリー・ムラートフ氏はロシアの独立メデイア「ノーバヤ・ガゼータ」の共同設立者だ。ロシアのプーチン大統領の権力集中、腐敗疑惑、不法行為、選挙不正などを持続して報道した。20年間の政府批判報道のため同社の記者6人が銃撃などで犠牲になったが揺らぐことなく不正腐敗を報道した。ムラートフ氏は、「メディアの自由は腐敗と独裁権力を防ぐ手段」と所感を明らかにした。


ノーベル委員会は「受賞者はフィリピンとロシアで表現の自由に向けた勇敢な戦いを行った」と評価し、言論の自由を守ることが人類普遍の価値であることを明確にした。

今年のノーベル平和賞がジャーナリストに授与されたことは非常に時宜適切だと考える。世界的に民主主義の危機とメディアの危機が深刻な状況であるためだ。権威主義が再び勢力を伸ばしフェイクニュース問題が大きな社会問題になっている。ソーシャルメディアが拡散し意図的にばらまかれた虚偽情報が世論を歪曲したためにメディアの信頼度が落ちている。

韓国も同様だ。文在寅(ムン・ジェイン)政権と与党は言論仲裁法を改悪しようとして国際的に批判を受けた。メディアの故意または重過失による虚偽・ねつ造報道に対し最大5倍の懲罰的損害賠償を新設する内容などが言論の自由を大きく萎縮させるとの批判を受けた。

国連人権理事会は8月、韓国の言論仲裁法改正が言論の自由に対する権利を深刻に制限しかねないと指摘した。国境なき記者団、国際記者連盟(IFJ)、世界新聞協会(WAN)なども深い懸念を表明した。今年のノーベル平和賞は韓国の言論仲裁法のような権力による言論の自由を制約する試みに警鐘を鳴らした重要な試金石だ。

今回のノーベル平和賞は報道機関とジャーナリストにも自身を振り返らせる契機とするのに十分だ。メディアの危機はメディア内部からもやってくる。ジャーナリストが特定権力と密着したり特定の利害関係の代弁者になることで権力と言論の癒着という不名誉を自ら招いたりもする。例えば最近の京畿道城南(キョンギド・ソンナム)の大壮洞(テジャンドン)ゲートで見るように、現職ジャーナリストが不動産開発関連資産管理会社(AMC)の代表を務めジャーナリストの倫理に大きな汚点を残した。

ノーベル平和賞が言論の自由のために献身するジャーナリストに贈られた意味を報道機関と権力者ともしっかりと刻まなければならない。それは民主主義と恒久的な平和の前提条件である表現の自由守護が世界の共通した規範という事実を雄弁に語ってくれる。

キム・デホ/仁荷(インハ)大学メディアコミュニケーション学科教授

◇外部執筆者のコラムは中央日報の編集方針と異なる場合があります。



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