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韓国防疫管理トップ「11月9日頃、‘段階的日常回復’開始可能」初めて言及

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が2020年9月11日、忠清北道清州(チュンチョンブクド・チョンジュ)疾病管理本部緊急状況センターで鄭銀敬(チョン・ウンギョン)初代疾病管理庁長に任命状を授けた後、記念撮影に臨んでいる。[写真 青瓦台写真記者団]

鄭銀敬(チョン・ウンギョン)韓国疾病管理庁長が「11月9日以降、段階的日常回復(ウィズコロナ)案を始めてみることができる」と具体的な時期に言及した。25日、全国民の70%が新型コロナワクチン接種を完了すれば、2週間の抗体形成期間経過後の来月9日からウィズコロナ政策を施行することができるということだ。

このような発言が出たのは7日午前に開かれた国会保健福祉委員会の疾病庁国政監査でのことだ。この日、姜起潤(カン・ギユン)議員(国民の力)は、鄭庁長に対し、ウィズコロナ施行時期に関する質疑を行った。姜議員が「10月25日に全国民70%接種完了の目標は達成可能なのか」と問うと、鄭庁長は「10月25日の週の初めに可能だとみている」と答えた。続けて姜議員が「(2週間の抗体形成期間を考慮すると)11月9日頃にウィズコロナに移行できる条件となる。段階的日常回復が可能なのか」と問うと、鄭庁長は「始めてみることができる」と答えた。これまで政府は10月末から11月初めとウィズコロナの開始時期を示していたが、特定の日付に言及したのは初めて。

新型コロナ予防接種対応推進団によると、同日午前0時基準で人口比1次接種率は77.6%、接種完了率は55.5%を記録した。1次接種率が70%を超えたのは、先月17日だ。当局は6週目となる10月25日頃に接種完了率も70%を達成できるものと予想している。国民の70%(18歳以上80%)、高齢者90%以上の接種が完了したら、防疫システムの切り替えを開始するものと予想される。


当局は現在、在宅治療を拡大し、重症患者中心の医療システムを改編するなどウィズコロナ草案を用意している。英国やドイツ、フランスなどワクチン先進国で実施している「ワクチン・パス」を活用し、多衆利用施設(多くの人が使用する施設)の利用制限を解除する案も検討中だ。当局は、公開討論会などを通じて専門家の意見を収れんし、具体的な案がまとまり次第発表するとした。



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