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1カ月間に感染者が10分の1に減少…「ウィズコロナ」で先を進む日本の秘訣

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

3日午後、「歩行者天国」が再開された東京銀座通りをマスクを着用した市民が歩いている。 イ・ヨンヒ記者

3日昼、東京銀座通りは快晴の中、久しぶりに外出をする人々で賑わった。6カ月ぶりに「歩行者天国」が再開され、車道の真ん中で記念写真を撮る姿も目についた。2カ月ぶりに銀座に出てきたという40代の女性(会社員)は「デパートでショッピングをして、晩は友人とお酒を飲む予定」とし「もう知人の大半がワクチン接種を終えているので安心して会える」と話した。

日本でいわゆる「ウィズコロナ(With Corona)」が施行された10月初めの週末、全国の歓楽街と観光地は多くの人出で活気を取り戻す雰囲気だったと、日本メディが3日報じた。日本では1日、全国27都道府県の緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が全面解除された。日本で新型コロナ防疫措置が完全に解除されたのは今年4月4日以来6カ月ぶり。

毎日新聞によると、2日午後3時基準(NTTドコモ集計)で東京銀座の人出は新型コロナ拡大前だった昨年1月の休日の平均より9.7%も増えた。新宿や大阪の梅田など中心街も1週間前に比べて3-4%ほど人出が増えた。東京ディズニーランドや大阪ユニバーサルスタジオなど観光地は入場人員を5000人から1万人に増やし、朝から人が集まった。


◆感染者数、1カ月間で10分の1に

日本政府が「ウィズコロナ」への転換を決めたのは、新型コロナ拡大傾向が落ち着き、ワクチン接種も円滑に進行しているという判断のためだ。2日の日本の一日の感染者数は東京の196人を含めて全国で1246人と、5日連続で2000人以下となった。ワクチン接種率は9月30日基準で1回目が70.4%、2回目の接種まで完了した人は59.8%だ。

8月中旬に2万人を超えていた感染者数が1カ月ぶりに10分の1水準に減ったが、急激な変化に専門家も明確な説明を出せずにいる。ワクチン効果、警戒感による人口移動減少などが複合的に作用したという分析だ。一方では8月中旬に20万件まで増えた一日のPCR検査件数が9月末には4万-6万件に減り、検査者の減少による「錯視効果」ではという指摘もある。

また感染者が急増するおそれがあるため、各自治体はしばらく猶予期間を置き、徐々に防疫措置を緩和する計画だ。東京と埼玉・千葉・神奈川の首都圏3県は再拡大防止措置を3週間継続する。

この期間は座席間隔確保、アクリル板設置など防疫措置を完了して認証を受けた飲食店に対して午後8時まで酒の販売を認める。営業時間も防疫認証を受けた飲食店は午後9時まで、受けていない場合は午後8時までに制限するよう要請した。要請に従う業者には1店舗あたり一日2万5000円-20万円の給付金を支給することにした。

◆ワクチン接種証明書の活用実験も

ワクチン接種証明書や新型コロナ陰性証明書の活用は保留された。10月から一部の飲食店やライブハウスなどの施設を選定して証明書保有者だけを入場させる「実証実験」をし、その結果に基づき徐々に証明書を活用する方針だ。

デジタル証明書の発行も一つの課題だ。厚生労働省は現在デジタルワクチン接種証明書を考慮しているが、韓国の住民登録番号に該当する「マイナンバー」を持つ人に限り発行が可能な状況だ。希望する個人に発行されるマイナンバーの取得者は全体人口の4割ほどで、残りは区役所で発行される紙の証明書を受けて所持しなければならない。



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