フィリピンのドゥテルテ大統領が来年の副大統領選挙出馬宣言を撤回した。

ＡＰ通信など外信は２日、ドゥテルテ大統領が来年に任期を終え政界から引退するとして副大統領出馬計画を撤回したと報道した。


ドゥテルテ大統領はこの日自身の政治的パートナーであり最側近であるクリストファー・ゴー上院議員が選挙管理委員会に副大統領候補登録を終えた後、現場にいた取材陣にこのように明らかにした。


ドゥテルテ大統領は「国民の意見を尊重することにした」と話した。

フィリピンの世論調査機関ＳＷＳが６月に実施したアンケート調査の結果、回答者の１０人中６人はドゥテルテ大統領の副大統領選挙出馬に対し反対の意思を明らかにした。

一方、フィリピンのボクシング英雄であるマニー・パッキャオ上院議員は来年の大統領選挙に出馬するため前日に最初に候補登録を終えた。

ドゥテルテ大統領の娘でダバオ市長のサラ・ドゥテルテ氏の大統領選挙に向けた動向にも関心が集まっている。サラ市長は現在世論調査で１位を走っている。