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彫刻家夫妻、「強制労働者像のモデルは日本人」主張に損害賠償訴訟で勝訴

ⓒ 中央日報日本語版

1926年9月9日、日本・旭川新聞に掲載された「北海道土木工事現場で虐待される人たち」と題した記事の日本人労務者の写真。[写真 イ・ウヨン博士]

平和の少女像を製作した彫刻家夫妻が自分たちの日帝強占期の強制労働者像のモデルが日本という主張を広めた落星台(ナクソンデ)経済研究所の李宇衍(イ・ウヨン)研究委員を相手に訴訟を起こし1審で勝訴した。

30日の法曹界によると、ソウル中央地裁は前日にキム氏夫妻が李博士を相手取り起こした損害賠償請求訴訟で「被告は原告に各500万ウォンずつ支給せよ」とし、原告の一部勝訴で判決した。

彫刻家であるキム氏夫妻は2016年に日帝強制労働被害者を賛える労働者像を製作し京都のある坑道付近に設置した。その後労働者像はソウル、済州(チェジュ)、釜山(プサン)、大田(テジョン)などに順次設置された。


『反日種族主義』の共同著者である李博士は自身のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に、1920年代の日本人労働者の写真を上げ、「キム氏夫妻が製作した労働者像のモデルは実は日本人」と主張した。

これに対しキム氏夫妻は虚偽の主張で名誉を傷つけられたとし6000万ウォンを賠償するよう求め訴訟を起こした。

裁判所は「労働者像が日本人をモデルにしたという被告の発言の全体的な印象・表現に照らしてみると、これは原告の社会的評価を低下させる具体的な事実の摘示に該当する」と判断した。

続けて「(労働者像のモデルが日本人という)被告の主張に対する根拠は推測だけで、やせた体形と短い服装ということ以外に労働者像と日本人の写真でこれといった類似点は見当たらない」と指摘した。



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