あらゆる分野でそうだが、宇宙産業でも失敗はむしろ資産だ。失敗から一歩ずつ前進した。宇宙ロケットが初めて世の中に登場した1950年代には計48回の打ち上げがあり、うち28回(58%)は失敗だった。その後、歳月が経過すると失敗率は急激に低下し、2010年代には6.8%となった。しかし2000年代までにロケットを確保した国のうち、新しく開発したロケットの最初の打ち上げの成功率は27.2%にすぎない。代表的な事例がイーロン・マスクの宇宙企業スペースXだ。スペースXは現在、世界トップの民間宇宙企業になったが、2006年から始めたファルコン1ロケットの打ち上げに3回連続で失敗し、破産直前に追い込まれた。4回目の打ち上げで奇跡的に成功し、投資が続いて復活に成功した。
最近、火星・月探査船用として開発しているスターシップロケットも相次ぐ失敗の中で成功率を高めつつある。イーロン・マスクは「失敗は1つの選択だ。失敗していなければ十分なイノベーションはしていない」という名言を残した。
【コラム】韓国ロケット「ヌリ」初打ち上げは成功するのか、スペースXに問うべき(1)
最近、火星・月探査船用として開発しているスターシップロケットも相次ぐ失敗の中で成功率を高めつつある。イーロン・マスクは「失敗は1つの選択だ。失敗していなければ十分なイノベーションはしていない」という名言を残した。
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