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韓国、週末効果も感染者2000人台…10月初めの大型連休でまた拡散懸念

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

新型コロナ感染拡大が秋夕(チュソク、中秋)連休中にも続く中、19日午後、大田(テジョン)市庁新型コロナ選別検査所で医療スタッフが市民を検査している。 

韓国で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の感染拡大が続き、日曜日基準では過去最多の感染者が確認された。先週の秋夕(チュソク、中秋節)の余波は今週半ばから影響が出る見込みで、今後1、2週間が峠になるものと防疫当局は憂慮する。

中央防疫対策本部は27日、新型コロナの新規感染者数が、同日0時基準2383人と発表した。累積感染者は30万3553人。前日(2771人)より388人減ったが、史上4番目に多い数だ。日曜日(月曜日発表)の感染者は最多記録だ。感染経路を見ると、地域発生が2356人、海外流入が27人。地域発生は、首都圏が1673人(71.0%)、非首都圏が683人(29.0%)だ。

当局は、秋夕直前に私的集まりの規制を緩和するなど、防疫の手綱を一部緩めたのが感染拡大に影響を与えたものと見ている。嘉泉(カチョン)大学医学部予防医学科のチョン・ジェフン教授は「社会的距離確保の効果が減少し続けているが、研究チームのシミュレーションの結果、7月の社会的距離確保4段階の適用後と比較すると、感染力減少効果が半分以下に減少した」と述べた。


本格的な秋夕の余波は、検査数が平常水準に回復する今週半ばから反映されるものと見られる。したがって、3000人台に増える可能性が高い。鄭銀敬(チョン・ウンギョン)疾病管理庁長も25日、「連休期間に移動量が増加し、人同士の接触拡大により潜在的無症状・軽症感染源が増えた可能性が高い」と憂慮した。さらに、10月初めの大型連休まで重なり、防疫を脅す。鄭庁長は「可能な限りマスクと社会的距離確保、検査という防疫守則を重ねてお願い申し上げる」と述べた。

そんな中、重症患者と死者数が大幅に増えていないのは幸いだ。27日現在、重症患者は319人、死亡者は6人だ。また、重症患者病床(全976病床)の50.5%、感染症専門病院の35%、生活治療センターの39%が余裕のある状況だ。孫映莱(ソン・ヨンネ)中央事故収拾本部社会戦略班長はこの日、「医療システムのひっ迫は現在は大きくないが、時差を置いて感染患者、特に、重症患者が増加する傾向が見られ、今後の推移を見なければならない」と述べた。

ただし、ワクチン接種が継続して行われているため、重症率と致命率が第3波の時のように急増することはないというのが当局の意見だ。先月の全体死者数は184人、致命率は0.35%だ。昨年12月に致命率2.7%に比べると8分の1の水準だ。当局は、来月4日までを予定している現在の社会的距離確保段階(首都圏4段階、非首都圏3段階)の調整内容を来月1日に発表する。



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