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接種完了率70%でウィズコロナ? 「総合的な検討が必要」=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

大田市儒城区(テジョンシ・ユソング)保健所で医療スタッフが市民にワクチンの注射をしている。フリーランサー キム・ソンテ

韓国政府が全国民の70%のワクチン接種完了では「段階的な日常生活回復(ウィズコロナ)」推進は難しいと説明した。感染者の規模や重症化率、病床の余力などを総合的に検討する必要があると述べながらだ。現在のところ「ウィズコロナ」への転換時期はまだ見えない。

中央事故収拾本部のソン・ヨンレ社会戦略班長は23日、関連質問に対し「全国民70%接種完了率はウィズコロナ推進の基本条件」とし「新規感染者の規模だけでなく発生・流行様相、重症化率、致命率など危険度がどのように変わるか、また医療対応体系の余力をどれほど確保できるか、その時の防疫状況を総合的に検討した後に決定する必要がある」と述べた。23日0時基準の接種完了率は43.2%。

これに先立ち政府はウィズコロナへの転換に必要な議論を9月末または10月初めごろ始める可能性があるという趣旨で説明したことがある。9月末は全国民の1回目の接種率が70%を達成してから2週間後の時点だ。しかしこの日の説明では具体的な時期は提示されなかった。


政府はワクチン未接種者の接種参加を呼びかけた。最近の未接種者の事前予約率は1.2%にすぎない。中央防疫対策本部によると、新型コロナ重症患者および死者2240人の予防接種歴に基づく重症度を比較した結果、未接種者が1959人(87.5%)で最も多かく、1回接種者は242人(10.8%)、接種完了者は39人(1.7%)だった。ワクチンの重症化・死亡予防効果だ。

ソン班長は「未接種者の事前予約は今月30日午後6時まで」とし「ワクチンを接種しなければ重症、死亡のリスクも高まる。必ず予約してほしい」と強調した。

政府は今後ウィズコロナを検討する際、接種者を中心に設計する方針だ。ソン班長は「接種を誘導しようと(ワクチン)インセンティブを与えるというより、未接種者を(感染リスクから)保護するため」と話した。



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