韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が22日(現地時間)、ハワイで開かれた韓米兵遺骨相互返還式で「終戦宣言は韓半島(朝鮮半島)を越えて平和を念願するすべての人々に新たな希望と勇気になるはず」と述べた。
文大統領はこの日、ホノルルのヒッカム空軍基地で主管した遺骨返還式で「英雄が最も望むことは韓半島の完全な平和」とし、このように主張した。
文大統領は21日、国連総会の基調演説でも「韓米朝の3者または韓米朝中の4者が集まって韓半島で戦争が終了したことを共に宣言することを提案する」とし「韓国戦争(朝鮮戦争)当事国が集まって終戦宣言をする時、非核化の不可逆的な進展と共に完全な平和が始まると信じる」と述べた。今回の演説は任期を7カ月余り残した文大統領の最後の国連総会での演説だった。
文大統領は遺骨返還式でも「私は国連総会の演説で、韓国戦争の当事国が集まって終戦宣言と共に和解と協力の新しい時代を開こうと提案した」とし「持続可能な平和は国連創設に込められた夢」と強調した。続いて「参戦勇士の血と献身で結ばれた韓米同盟は自由と平和、民主主義と人権、法治など政治・経済・社会・文化全般の価値を共有する包括的な同盟に発展した」とし「韓半島の完全な非核化と恒久的な平和の構築に向けた韓米両国の努力も揺らぐことなく続くだろう」と話した。
文大統領の「終戦宣言」提案に関連し、米国防総省のカービー報道官はこの日の記者会見で「我々は終戦宣言に関する議論に開かれた立場」と述べた。しかし「非核化を達成するために北朝鮮との外交と対話にも専念していて、これが複雑な問題ということも知っている」とし、北朝鮮が先に対話に応じるべきだという立場を強調した。
韓国の大統領が朝鮮戦争戦死者の遺骨返還式を海外で主管したのは今回が初めてだ。文大統領は「韓国の大統領では初めて英雄の帰還を直接迎えることができ、光栄に思う」とし「大韓民国の自由と平和のために犠牲になった68人の韓国軍英雄と5人の米軍英雄に敬意を表し、遺族に深い慰めの言葉を伝えたい」と述べた。
文大統領は特に身元が確認された故キム・ソクジュ一等兵、チョン・ファンジョ一等兵の遺骨の返還について「身元が明らかになった2人の遺骨は最高の礼遇で大統領専用機でもてなす予定」と話した。そして「英雄の犠牲があったからこそ私の親を含む約10万人の避難者が自由を獲得し、今日の私もこの場にいる」と述べた。
2人は朝鮮戦争当時、米第7師団・第32連隊KATUSA(在韓米軍管轄下に置かれた韓国陸軍兵士)に配属され、長津湖(チャンジンホ)戦闘を行った。長津湖戦闘は興南(フンナム)撤収作戦で避難民が韓国に退避できる状況をもたらした戦いで、当時の退避者の中には文大統領の親も含まれていた。
文大統領は「2017年6月の大統領就任直後、ワシントンの長津湖戦闘記念碑を参拝した」とし「そして今日、長津湖勇士に残された最後の任務である『故国への帰還』を共にすることになり感慨深い」と話した。
続いて「国連参戦勇士の犠牲と献身を根に大韓民国は国際社会の課題を分担できるほどにまで成長した」とし「今はもう世界の平和と共同繁栄のために堂々と寄与する大韓民国になった。大韓民国の成長を英雄に報告できることになり、無限の誇りと自負心を感じる」と語った。
さらに「政府は非武装地帯をはじめ、まだ家族のもとに戻ることができない勇士を見つけだすための努力を続ける」とし「遺骨発掘のための韓米朝の人道的協力は、戦争の傷を治癒して和解と協力の道に進む契機になると信じる」と述べた。
文大統領はこの日の遺骨返還式を最後に国連総会出席を含む3泊5日の訪米日程を終えて帰途に就く。23日晩に帰国した直後、空港で国軍戦死者遺骨帰還式を主管する。
文大統領はこの日、ホノルルのヒッカム空軍基地で主管した遺骨返還式で「英雄が最も望むことは韓半島の完全な平和」とし、このように主張した。
文大統領は21日、国連総会の基調演説でも「韓米朝の3者または韓米朝中の4者が集まって韓半島で戦争が終了したことを共に宣言することを提案する」とし「韓国戦争(朝鮮戦争)当事国が集まって終戦宣言をする時、非核化の不可逆的な進展と共に完全な平和が始まると信じる」と述べた。今回の演説は任期を7カ月余り残した文大統領の最後の国連総会での演説だった。
文大統領は遺骨返還式でも「私は国連総会の演説で、韓国戦争の当事国が集まって終戦宣言と共に和解と協力の新しい時代を開こうと提案した」とし「持続可能な平和は国連創設に込められた夢」と強調した。続いて「参戦勇士の血と献身で結ばれた韓米同盟は自由と平和、民主主義と人権、法治など政治・経済・社会・文化全般の価値を共有する包括的な同盟に発展した」とし「韓半島の完全な非核化と恒久的な平和の構築に向けた韓米両国の努力も揺らぐことなく続くだろう」と話した。
文大統領の「終戦宣言」提案に関連し、米国防総省のカービー報道官はこの日の記者会見で「我々は終戦宣言に関する議論に開かれた立場」と述べた。しかし「非核化を達成するために北朝鮮との外交と対話にも専念していて、これが複雑な問題ということも知っている」とし、北朝鮮が先に対話に応じるべきだという立場を強調した。
韓国の大統領が朝鮮戦争戦死者の遺骨返還式を海外で主管したのは今回が初めてだ。文大統領は「韓国の大統領では初めて英雄の帰還を直接迎えることができ、光栄に思う」とし「大韓民国の自由と平和のために犠牲になった68人の韓国軍英雄と5人の米軍英雄に敬意を表し、遺族に深い慰めの言葉を伝えたい」と述べた。
文大統領は特に身元が確認された故キム・ソクジュ一等兵、チョン・ファンジョ一等兵の遺骨の返還について「身元が明らかになった2人の遺骨は最高の礼遇で大統領専用機でもてなす予定」と話した。そして「英雄の犠牲があったからこそ私の親を含む約10万人の避難者が自由を獲得し、今日の私もこの場にいる」と述べた。
2人は朝鮮戦争当時、米第7師団・第32連隊KATUSA(在韓米軍管轄下に置かれた韓国陸軍兵士)に配属され、長津湖(チャンジンホ)戦闘を行った。長津湖戦闘は興南(フンナム)撤収作戦で避難民が韓国に退避できる状況をもたらした戦いで、当時の退避者の中には文大統領の親も含まれていた。
文大統領は「2017年6月の大統領就任直後、ワシントンの長津湖戦闘記念碑を参拝した」とし「そして今日、長津湖勇士に残された最後の任務である『故国への帰還』を共にすることになり感慨深い」と話した。
続いて「国連参戦勇士の犠牲と献身を根に大韓民国は国際社会の課題を分担できるほどにまで成長した」とし「今はもう世界の平和と共同繁栄のために堂々と寄与する大韓民国になった。大韓民国の成長を英雄に報告できることになり、無限の誇りと自負心を感じる」と語った。
さらに「政府は非武装地帯をはじめ、まだ家族のもとに戻ることができない勇士を見つけだすための努力を続ける」とし「遺骨発掘のための韓米朝の人道的協力は、戦争の傷を治癒して和解と協力の道に進む契機になると信じる」と述べた。
文大統領はこの日の遺骨返還式を最後に国連総会出席を含む3泊5日の訪米日程を終えて帰途に就く。23日晩に帰国した直後、空港で国軍戦死者遺骨帰還式を主管する。
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