韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が今年初めに投資したニューディールファンドの収益率に赤信号がついた。主要投資対象のバッテリー・バイオ・インターネット・ゲーム(BBIG)企業の株価が相次いで調整を受けたせいだ。一部のファンドは元本割れとなっている。文大統領の後に続いてこれらのファンドに資金を投じた投資家たちも気が気でない。
◆8カ月間ファンド収益率1.79%
20日、金融情報会社のエフエヌガイドによると、文大統領が今年1月15日に加入した5つのニューディールファンドの平均収益率は1.79%(15日基準)と集計された。同じ期間のKOSPI(韓国総合株価指数)上昇率(0.11%)よりは高いが、国内株式型ファンド収益率(8%)には大きく及ばなかった。
文大統領は今年1月、これらファンドにそれぞれ1000万ウォン(約93万円)ずつ、合計5000万ウォンを投資した。韓国版ニューディールを促すためだ。現在の収益率を考慮すれば8カ月間の評価差益は89万3000ウォン(手数料など除外)になると推定される。
文大統領のファンド投資は今回が初めてではない。2019年8月、日本輸出規制に対抗して国内の素部装(素材・部品・装備)企業に投資する「必勝コリアファンド」に5000万ウォンを入れた。文大統領の生涯初めてのファンド投資だった。今年1月基準90%越える収益率を記録して、元金はそのまま置いて収益金に一部を加えて合計5000万ウォンをニューディールファンドに投資した。
未来アセット資産運用の「TIGER KRX BBIG K-ニューディール上場指数ファンド(ETF)」とサムスンアクティブ資産運用の「サムスンニューディールコリアファンド」、KB資産運用の「KBコリアニューディールファンド」、新韓資産運用の「美しいSRIグリーンニューディール1」、NHアムンディ資産運用の「HANARO Fn K-ニューディールデジタルプラスETF」がそれだ。
収益率はファンド別に明暗が分かれた。サムスンニューディールコリアファンドが13.31%で最も高かった。KBコリアニューディールファンド(6.09%)もKOSPI上昇率を上回って善戦した。反面、K-ニューディールデジタルプラスETF(-4.47%)と美しいSRIグリーンニューディールファンド(-3.65%)、TIGER KRX BBIG K-ニューディールETF(-2.35%)はマイナス収益率を記録中だ。
◆当分収益率の変動性大きいもよう
収益率を分けた要因はBBIG株価だった。最近の二次電池・ゲーム代表株が下落を示したことに続き、プラットフォーム株が急落し、これらの企業の多くが入っているファンド収益率が調整を受けた。
LG化学は今年に入って今月15日基準で12.9%下落したほか、NCソフトは同じ期間36%下落した。それぞれバッテリーリコールイシュー、新作ゲーム「ブレードアンドソウル2」興行不振が悪材料として働いた。NAVER(ネイバー)とカカオは政府と与党のビックテック規制で今月に入りそれぞれ21%、8.8%急落した。今年の上昇分一部を相殺した格好になった。
投資成績が最も低調なHANARO Fn K-ニューディールデジタルプラスETFの場合、これらの種目比重が大きかった。サムスンSDI(12.06%)とセルトリオン(10.52%)、NAVER(10.92%)、カカオ(9.03%)、LG化学(8.77%)、NCソフト(6.88%)などに主に投資していた。
今年1月、このETFに投資したAさんは「大統領が投資したというので300万ウォン分を購入したが6%以上損失している」としながら「元本を取り戻したら売却するべきかどうか悩んでいる」と話した。
専門家は当面の間、ニューディールファンドの収益率変動性が大きいかもしれないと展望する。BBIG企業に対する個別イシューが解決されていないうえに、金利上昇などで成長株の株価の勢いが失速する可能性があるという理由からだ。
ユアンタ証券のキム・フジョン研究員は「投資家の立場では不確実性が大きくなる区間」としながら「長期的にはプラットフォームなど業種の展望が依然と明るいが、中・短期で見ると個別企業リスク(危険)要因、米国テーパリング(資産の買い入れ額の縮小)など悪材料があり、ファンド加入は慎重を期したほうがいい」と助言した。
業界では文大統領のファンド投資成績にも関心を傾けている。匿名を求めたある資産運用会社役員は「残りの任期の間、投資収益が大きくなるか、あるいは元本割れになるか、興味深い観戦ポイント」と話した。
◆8カ月間ファンド収益率1.79%
20日、金融情報会社のエフエヌガイドによると、文大統領が今年1月15日に加入した5つのニューディールファンドの平均収益率は1.79%(15日基準)と集計された。同じ期間のKOSPI(韓国総合株価指数)上昇率(0.11%)よりは高いが、国内株式型ファンド収益率(8%)には大きく及ばなかった。
文大統領は今年1月、これらファンドにそれぞれ1000万ウォン(約93万円)ずつ、合計5000万ウォンを投資した。韓国版ニューディールを促すためだ。現在の収益率を考慮すれば8カ月間の評価差益は89万3000ウォン(手数料など除外)になると推定される。
文大統領のファンド投資は今回が初めてではない。2019年8月、日本輸出規制に対抗して国内の素部装(素材・部品・装備)企業に投資する「必勝コリアファンド」に5000万ウォンを入れた。文大統領の生涯初めてのファンド投資だった。今年1月基準90%越える収益率を記録して、元金はそのまま置いて収益金に一部を加えて合計5000万ウォンをニューディールファンドに投資した。
未来アセット資産運用の「TIGER KRX BBIG K-ニューディール上場指数ファンド(ETF)」とサムスンアクティブ資産運用の「サムスンニューディールコリアファンド」、KB資産運用の「KBコリアニューディールファンド」、新韓資産運用の「美しいSRIグリーンニューディール1」、NHアムンディ資産運用の「HANARO Fn K-ニューディールデジタルプラスETF」がそれだ。
収益率はファンド別に明暗が分かれた。サムスンニューディールコリアファンドが13.31%で最も高かった。KBコリアニューディールファンド(6.09%)もKOSPI上昇率を上回って善戦した。反面、K-ニューディールデジタルプラスETF(-4.47%)と美しいSRIグリーンニューディールファンド(-3.65%)、TIGER KRX BBIG K-ニューディールETF(-2.35%)はマイナス収益率を記録中だ。
◆当分収益率の変動性大きいもよう
収益率を分けた要因はBBIG株価だった。最近の二次電池・ゲーム代表株が下落を示したことに続き、プラットフォーム株が急落し、これらの企業の多くが入っているファンド収益率が調整を受けた。
LG化学は今年に入って今月15日基準で12.9%下落したほか、NCソフトは同じ期間36%下落した。それぞれバッテリーリコールイシュー、新作ゲーム「ブレードアンドソウル2」興行不振が悪材料として働いた。NAVER(ネイバー)とカカオは政府と与党のビックテック規制で今月に入りそれぞれ21%、8.8%急落した。今年の上昇分一部を相殺した格好になった。
投資成績が最も低調なHANARO Fn K-ニューディールデジタルプラスETFの場合、これらの種目比重が大きかった。サムスンSDI(12.06%)とセルトリオン(10.52%)、NAVER(10.92%)、カカオ(9.03%)、LG化学(8.77%)、NCソフト(6.88%)などに主に投資していた。
今年1月、このETFに投資したAさんは「大統領が投資したというので300万ウォン分を購入したが6%以上損失している」としながら「元本を取り戻したら売却するべきかどうか悩んでいる」と話した。
専門家は当面の間、ニューディールファンドの収益率変動性が大きいかもしれないと展望する。BBIG企業に対する個別イシューが解決されていないうえに、金利上昇などで成長株の株価の勢いが失速する可能性があるという理由からだ。
ユアンタ証券のキム・フジョン研究員は「投資家の立場では不確実性が大きくなる区間」としながら「長期的にはプラットフォームなど業種の展望が依然と明るいが、中・短期で見ると個別企業リスク(危険)要因、米国テーパリング(資産の買い入れ額の縮小)など悪材料があり、ファンド加入は慎重を期したほうがいい」と助言した。
業界では文大統領のファンド投資成績にも関心を傾けている。匿名を求めたある資産運用会社役員は「残りの任期の間、投資収益が大きくなるか、あるいは元本割れになるか、興味深い観戦ポイント」と話した。
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