新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の第4波が進行中の中、きょうから5日間の長い連休が始まった。コロナ防疫の観点から、今回の秋夕(チュソク、中秋節)連休は非常に特別だ。昨年1月20日、コロナが初めて韓国に上陸した後、2度のソル(旧正月)と1度の秋夕を経験したが、幸いにも大規模な感染拡大なくやり過ごした。ところが、今回の秋夕は第4波の火種が生きており、ワクチン接種が1次基準で70%を超えた状況で迎えた初めての大型連休という意味がある。今回の連休をどう賢く過ごすかによって日常の回復または「ウィズコロナ」が早まる可能性もあり、更に遅くなる可能性もある。
最近まで、一日の感染者が平均2000人を前後する不安な状況で連休を迎えた。首都圏で感染者の約80%が出たが、首都圏在住者が地方に親や親戚に会いに行く場合、ウイルスが全国に広がることが懸念される。風船効果をできるだけ遮断しなければならないという課題を抱えて連休を迎えたことになる。
中央災難安全対策本部は、秋夕連休の不要な移動をできるだけ自制するように呼び掛けた。しかし、韓国交通研究院は、帰省客や家族旅行客など3226万人が17~23日に移動すると予測した。これは、ソル連休より58%も多い規模だ。したがって、政府は長い連休の間、何よりも防疫行政に空白が生じないように万全を期さなければならない。保健福祉部によると、連休期間に一日平均400カ所の選別診療所を全国的に運営する。高速道路サービスエリアと駅・ターミナル17カ所を含め、全国で一日164カ所規模の臨時選別検査所が稼動する。
普段より移動量が急増した分、個人の衛生と防疫守則を一層徹底的に守らなければならない。社会的距離確保が4段階の首都圏と3段階の地方の防疫守則が異なるため、内容を事前に正確に把握することも必要だ。例えば、祭儀を行い、家族で食事をするとしても、自宅では首都圏と非首都圏とも8人までの私的集まりが可能だ。しかし、外食する場合、4段階の地域は午後6時前は接種完了者2人を含む6人まで可能だ。屋外で行う墓地の草むしりやお墓参りも人数制限が社会的距離確保の段階によって異なるため、不便でも防疫指針をよく確認する必要がある。
中央災難安全対策本部が韓国科学技術研究院(KIST)と合同で家族の集まりの持続時間と換気の有無が感染に及ぼす影響をコンピュータシミュレーションで分析した結果は注目に値する。面積109平方メートル(33坪)、階高2.7メートルのマンションで家族がマスクをつけずに12時間集まっ場合、コロナの感染リスクが60%だったが、集まりの時間を4時間に減らしたところ、リスクが35%に落ちた。10分ごとに換気を行う場合、感染リスクが42%減少した。全国から集まった家族が1泊2日を共に過ごすより、短時間集まって祭儀を行って解散すれば、感染リスクが25%低下した。集まるとしても、できるだけ小規模で少ない人数で短時間にすることがより安全だということだ。
連休中、ワクチン接種はごく少数の市・郡・区の予防接種センターを除いて、大半の病院・診療所では中断する。政府は連休後、接種に拍車をかけなければならない。疾病管理庁は接種率を高めるために、18歳以上の約500万人の1次未接種者を対象に、来月1~16日、全国委託医療機関で接種する機会を提供することにした。秋夕前までに国民の70%に接種するという目標に執着したため、ファイザーの場合は1、2次接種間隔が4週間から6週間に変更された。これにより、2次接種を希望しても残余ワクチンを打てないようにしたが、17日から可能になった。遅れたとはいえ、幸いだ。
今回の秋夕連休を日常への回復を早める機会として生かすためには、政府と国民が改めて知恵を集めなければならない。正常な日常に戻るための「ウィズコロナ」を早めるには、今回の秋夕を賢く過ごさなければならない。国民の賛同がこれまで以上に切実な時だ。
最近まで、一日の感染者が平均2000人を前後する不安な状況で連休を迎えた。首都圏で感染者の約80%が出たが、首都圏在住者が地方に親や親戚に会いに行く場合、ウイルスが全国に広がることが懸念される。風船効果をできるだけ遮断しなければならないという課題を抱えて連休を迎えたことになる。
中央災難安全対策本部は、秋夕連休の不要な移動をできるだけ自制するように呼び掛けた。しかし、韓国交通研究院は、帰省客や家族旅行客など3226万人が17~23日に移動すると予測した。これは、ソル連休より58%も多い規模だ。したがって、政府は長い連休の間、何よりも防疫行政に空白が生じないように万全を期さなければならない。保健福祉部によると、連休期間に一日平均400カ所の選別診療所を全国的に運営する。高速道路サービスエリアと駅・ターミナル17カ所を含め、全国で一日164カ所規模の臨時選別検査所が稼動する。
普段より移動量が急増した分、個人の衛生と防疫守則を一層徹底的に守らなければならない。社会的距離確保が4段階の首都圏と3段階の地方の防疫守則が異なるため、内容を事前に正確に把握することも必要だ。例えば、祭儀を行い、家族で食事をするとしても、自宅では首都圏と非首都圏とも8人までの私的集まりが可能だ。しかし、外食する場合、4段階の地域は午後6時前は接種完了者2人を含む6人まで可能だ。屋外で行う墓地の草むしりやお墓参りも人数制限が社会的距離確保の段階によって異なるため、不便でも防疫指針をよく確認する必要がある。
中央災難安全対策本部が韓国科学技術研究院(KIST)と合同で家族の集まりの持続時間と換気の有無が感染に及ぼす影響をコンピュータシミュレーションで分析した結果は注目に値する。面積109平方メートル(33坪)、階高2.7メートルのマンションで家族がマスクをつけずに12時間集まっ場合、コロナの感染リスクが60%だったが、集まりの時間を4時間に減らしたところ、リスクが35%に落ちた。10分ごとに換気を行う場合、感染リスクが42%減少した。全国から集まった家族が1泊2日を共に過ごすより、短時間集まって祭儀を行って解散すれば、感染リスクが25%低下した。集まるとしても、できるだけ小規模で少ない人数で短時間にすることがより安全だということだ。
連休中、ワクチン接種はごく少数の市・郡・区の予防接種センターを除いて、大半の病院・診療所では中断する。政府は連休後、接種に拍車をかけなければならない。疾病管理庁は接種率を高めるために、18歳以上の約500万人の1次未接種者を対象に、来月1~16日、全国委託医療機関で接種する機会を提供することにした。秋夕前までに国民の70%に接種するという目標に執着したため、ファイザーの場合は1、2次接種間隔が4週間から6週間に変更された。これにより、2次接種を希望しても残余ワクチンを打てないようにしたが、17日から可能になった。遅れたとはいえ、幸いだ。
今回の秋夕連休を日常への回復を早める機会として生かすためには、政府と国民が改めて知恵を集めなければならない。正常な日常に戻るための「ウィズコロナ」を早めるには、今回の秋夕を賢く過ごさなければならない。国民の賛同がこれまで以上に切実な時だ。
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