白頭大幹に留学に行く韓国トラの兄妹「ムグン」と「テボム」[写真 エバーランド] 動画=[エバーランドSNS キャプチャー]
30日、韓国国立白頭大幹樹木園とエバーランド(サムスン物産リゾート部門)によると、両者は「動植物交流および共同研究協約」を締結し、▼絶滅危惧種の保全のための動植物の交流と研究▼国内外の動植物の遺伝子収集▼教育および専門家養成などのために協力することにした。
これにより、エバーランドに住んでいた韓国トラの兄妹・テボム(オス)とムグン(メス)が、10月から白頭大幹樹木園白頭山トラ保護センターに送られる。テボムとムグンは昨年2月に生まれた。センター側は2年間トラの生態を研究し、エバーランドの獣医と飼育員が定期的に訪問し、彼らの状態を共に観察する。
テボムとムグンの留学先として白頭大幹を選んだ理由は、ここが自然の生息地に最も近い形で作られているためだ。白頭大幹は、国内最高の施設として評価されており、成長期のトラがよく適応し、健康に育つことができる条件を備えている。
韓国には韓国トラ保有機関と個体数が少ないため、韓国トラの繁殖や病気の研究に限界が多かったが、今回の協約を通じて研究が活発になるものとみられる。ファンも、テボム・ムグン兄妹の留学のニュースに関心を寄せている。
イ・ジョンゴン国立白頭大幹樹木園長は「韓国トラ保全プロジェクトをきっかけに、多様な動植物の分野にエバーランドとの協力を拡大するだろう」と述べた。
エバーランドのチョン・ドンヒ動物園長は「今回の交流が、独立する時期を迎えたテボム・ムグン兄妹がより健康に成長する機会を作ると同時に、韓国トラの保全に関心を持ち、共に努力できるきっかけになればと思う」と述べた。
今月中旬、エバーランドは6月に自然繁殖で生まれた韓国トラ5頭(メス3頭、オス2頭)を公開した。韓国トラは、通常、一度に2~3頭程度出産するものと知られており、5頭が一度に生まれたのは、世界的にも非常に珍しい事例だ。
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