アフガニスタンの首都カブールで、車が炎に包まれている様子が30日(現地時間)、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のツイッターで公開された。映像には、「複数のロケット砲が発射され、カブール空港に向かう道端にあった車に落ちた」という説明が書かれた。[ツイッター]
目撃者はロケット砲がカブール国際空港近くのサリム・カルワン地域で爆発し、その後銃撃が聞こえたと話した。ロケット砲爆発音が3度続き、空中に火のような閃光が見えたとも伝えた。AFP通信は現地の自社職員の発言を引用して「数発のロケット砲の音が聞こえた」と報じた。人命被害については現在のところ何も分かっていない。
CNNは当局関係者の発言を引用してカブール国際空港を狙ったロケット砲5発が発射されたが米軍防御システムがこれを遮断したと明らかにした。該当関係者は「ロケット砲や迫撃砲などから地上軍を防御する装備『C-RAM防御システム』がカブール空港に設置されている」と話した。ただし今回発射されたロケット砲5発すべてが遮断されたかどうかは確実ではないと付け加えた。
爆発直後に続いた銃撃は誰が発砲したものなのかも明らかになっていない。ロケット砲爆発後にもカブール国際空港では最後の避難作業が続いている。米軍撤収期限一日前でさえ追加テロの脅威で緊迫した状況だ。
これに先立ち、29日には米軍が追加自爆テロの危険がある車両を先制空襲した。米国中部司令部は報道官の声明を通じて「米国は無人機(ドローン)で車両を空襲、カブール国際空港に対するイスラム国ホラサン(IS-K)の脅威を除去した」と明らかにした。だが、空襲過程で子ども6人を含む民間人死亡者が発生したという報道が出た。
26日にはIS-Kの自殺爆弾テロでカブール国際空港で米兵13人を含む180人余りの死亡者が発生した。米軍は28日に一度報復空襲を行っている。
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