東京パラリンピック女子卓球韓国代表のイ・ミギュ。[写真 大韓障害者体育会]
イ・ミギュは28日に東京体育館で開かれたパラリンピック女子シングルス(クラス3)準決勝でスロバキアのアレナ・カーノバに1-3(7-11、10-12、11-2、9-11)で破れ銅メダルを獲得した。
国際卓球連盟(ITTF)と国際パラリンピック委員会(IPC)は今回の大会に限り3位決定戦を行わず同率3位に銅メダルを贈る。選手が準々決勝にさらに集中できるようにし、決勝戦没入度も高めるためだ。
イ・ミギュは前日の準々決勝で勝利しすでにメダルを確保した状況で準決勝に出たが、この日の敗北で銅メダルを確定した。これにより韓国はパラリンピック開幕5日目に貴重な初のメダルを手に入れることになった。
イ・ミギュは競技後の取材エリアで韓国取材陣と会い、「目標だった銅メダルを取れて気持ち良いが、もっとうまくやるべきだったという気持ちで残念でもある。コーチがうまく教えてくれたのに申し訳ない気持ち」と話した。
続けて「すでに目標を達成したが(準決勝に)上がったので欲が出た。残念だが後悔はない」として笑ってみせた。
イ・ミギュに続き代表チーム最年少のユン・ジユ(21)も同じクラスで銅メダルを取った。ユン・ジユは準決勝でリオ五輪2冠の薛娟(中国)と対戦し、2-3(12-14、11-9、9-11、11-6、8-11)で敗れた。
ユン・ジユもやはり競技後に「第5セットで9-9まで行ったならどうなったかわからないが、最後にレシーブを失敗したのが悔やまれる。(ディフェンディングチャンピオンである)相手に勝ったならもっと成長できただろう。決勝に上がれる本当に良い機会だったが逃した」として繰り返し残念がった。
続けて「(新型コロナウイルスの余波で一緒に来られない)母がとても心配だ。中継放送で見ているだろう。残念ながら負けたが、次のパラリンピックではもっとうまくやるという話を伝えたい」と付け加えた。
イ・ミギュとユン・ジユは、ソ・スヨンとチームを組んで31日に行われる女子ダブルス(クラス1-3)にも出場する。3選手はリオ五輪での団体戦で銀メダルを獲得したメンバーだ。今大会で2大会連続メダルに挑戦する。
イ・ミギュとユン・ジユは「団体戦は金メダルが目標だ。リオ五輪から5年間でさらに強くなっただけに良い成績を出したい」と覚悟を固めた。
一方、男子卓球のキム・ヨンゴン(37)はこの日シングルス(クラス4)の準決勝でトルコのネシム・トゥランを3-1(9-11、11-9、11-7、11-2)で破って決勝に進出し銀メダルを確保した。
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