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【社説】「公正の力」に気付かせた韓国アーチェリー代表チームの快挙

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
東京オリンピック(五輪)は始まりからスポーツ、さらには五輪の存在理由を79億人類に立証している。特に、大韓民国のアーチェリー代表チーム(女子・男子団体と混合)の「神弓コリア」の偉業は単に金メダルをいくつか抱かせた喜びを越える意味を与えた。韓国社会に公正の価値を呼び覚ました快挙が際立つ。

女性アーチェリー団体戦決勝で韓国代表チームはロシアチームを完勝して五輪9連続で優勝の金字塔を打ち立てた。1988年ソウル五輪で初めて正式種目に採択された後、一度も欠かさず優勝した。

単に33年間金メダルを獲得したという事実だけで説明するには物足りないほどだ。風が激しい日本現地競技場の事情に合わせた選手らの血のにじむような練習、先端装備を備えた科学的訓練、協会の物心両面の支援は基本だっただろう。


何より注目すべきところは、代表チームが特典のない公正な競争を通じて年齢も、経歴も問わず、誰でも納得できる出発、過程、結果を導いたという事実だ。2019年に行われた代表チーム第1回選抜から既存の代表を含んで皆に門戸を開いた。過去、五輪でメダルを取ったという理由で1、2回選抜戦なしで3回選抜戦と評価試合だけで国家代表を選んだ慣行と特典を果敢になくした。1人当たり2500発を撃つ苛酷な検証を経た。17歳と40歳で構成された男子代表に対してMZ世代が歓呼する理由だ。

大韓民国は2018年1人当たり国民所得がすでに3万ドル(約330万円)を超え、国連貿易開発会議(UNCTAD)が今月初めに開発途上国グループで先進国に地位を上げたが、依然として不公正と不平等で混乱している。チョ・グク氏一家の不正事態は公正の価値を傷つけて若者の怒りを買った。江原(カンウォン)ランドと金融圏採用不正は数多くの若年を怒りと絶望に落とした。機会の平等、過程の公正、結果の正義を強調した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の就任の辞はこだまのない叫びで終わった。

現在、韓国社会の現実は公正な捜査、公正な裁判は程遠く、政治的な目的で推進された検警捜査権調整の結果、国民の基本権はさらに侵害されている。国家代表アーチェリーチームがおさめた成果に熱狂する国民を見ながら、それだけ公正に対する渇望が切実だったということを再確認する。五輪が開かれている今、同時に進められる次期大統領候補の競争を見ると、果たして誰が公正の価値をきちんと実現することができるか疑問だ。韓国代表チームのアーチェリーは可能だが、汝矣島(ヨイド)政治は公正の価値実現が不可能だろうか。

記録的な猛暑の中で適時に降る涼しい「及時雨」のようなアーチェリーの金メダル獲得を聞き、公正の価値を実現する政治を切実に望む。企業は中国の追い上げに立ち向かう超格差のアイディアをアーチェリー代表チームのノウハウから得てほしい。もう一度、アーチェリー代表チームの快挙に感謝の拍手を送りたい。



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